おっすおっす。
かーむです。
今日はどっちかというと競技プレイヤー向けのお話。
MTGに限らず、TCGについて回る「不運で負けた」ということに対してどう向き合うかというお話になります。
ちなみに今回の記事は僕の主観がバリバリ入ってますのでご了承ください。
TCGにおける不運については少し前から考えていて、ちょうど今日書こうと思っていたその日にあんちゃん(高橋優太選手)がアップしていた記事と内容がダダ被りしてしまいました。。。
書こうかどうか迷いましたが、自分自身の整理のためにも僕は僕で自分の言葉で書いてみようと思います。
よければお付き合いください。
TCGにおける「不運」
MTGに限らず、シャドバでもハースでも遊戯王でも、カードゲームである以上どうしても運の要素はある程度絡んできますし、時には不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうこともあります。
Twitterでも「マリガンダブマリで負け」とか、「事故×2でおわ^^」とか、「相手だけブン回りで草」とかよく見かけますね。
自分が不運に見舞われると、なんだか自分だけがツイてない気がするし、大会で結果出してる人は明らかに引きが強いように見えたりもします。
はーッ!こんなんで勝てるか!!
ほんまこのクソゲーが!!!
くらいの暴言も出てしまうのが人間というものですが、ちょっと考えてみましょう。
それってホントに不運で負けたんでしょうか?
それ、ホントに不運で負けたの?
この辺が今日のポイントなんですが、その負けは本当に不運のせいなんでしょうか。
もっと言うと、プレイングに関しては最善を尽くせていたんでしょうか。
なんだか急にやばいやつが出てきたけど気持ちは分かります。
でもちょっと聞いてほしい。昔こんなことがありました。
それは友達とDiscordで画面共有しながらMTGアリーナのランクマッチをやっていた時のこと。。。
事故負けや相手のブンが続いて連敗をカマしまして、その時「マジでついてね~」って言ったら画面見てた友達が「いや、むしろ勝ってたよね」って言うんですよ。
最初は「はぁ?そんなわけねーだろ!よく盤面見ろや!!」くらいのことは思ったんですが、ひとまず話を聞いてみることにしました。
すると負けの盤面を見ながらミスプを説明してくれて、難しい手順ではありましたが確かに違うプレイングしてたら勝ってたんですよね。っていうか勝ち確でした。
その時に友達が言ってくれた言葉が結構自分の中に残っているんですが、「実際に不運はあるかもしれないけど、それはプレイングに最善を尽くしてから言う言葉でしょ。これまでツイてないって言って投げたゲームの中にも拾えたゲーム絶対あったと思うよ。」って言ってたんですね。
これが割と自分の中で響きまして、運が良い悪いを語る前にやるだけのことはやろうねってことでいわゆる「人事を尽くして天命を待つ」ってやつですね。
人間なので今でも不運に対してキレてまうことも普通にありますが、それからは多少不運に見舞われても、別の選択・プレイングができなかったのかを反省する方に目を向けられるようになりました。
相手がブンして負けたら、それに備えるためのキープ基準ができてたかどうか。
事故ったら、マリガンすべきだったかどうか。
ミラーマッチで自分だけ特定のカードが引けなくて負けたときは、ゲームプランやリソース管理は適切だったかどうか。
特にMTG特有の「土地事故」については、ちゃんと振り返ってみると土地事故じゃなくてただの自分の判断ミスも結構含まれていることが不運に向き合ってハッキリ分かりました。
一時期はマイク音声も撮りながらプレイの録画とかもしてたんですが、「土地2枚だけど後手だしいけるっしょ!秒キープ!!」から土地詰まってキレてるやつが映ってて白目剥きました。
マイクで声も撮りながら録画すると自分を客観的に見れるのでオススメ。
※あまりのヤバさに精神が崩壊する恐れがあるのでほどほどに
それと同じようなところで、相手が赤単アグロって分かってるのに除去がない初手をキープしてブン負けしたり、7マナあるスゥルタイ根本原理相手に特にケアもなくフルタップして「コイツぜって~根本持ってるじゃん!ご都合かよ!!」とか言うのはまあ不運もあるけど自分のミスだよなと思うようになりました。
でも不運にあったらムカつくじゃん
不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうのは確かに気分は良くありません。
あまりにひどい時もあるし、こんなこと書いてる僕だってしょっちゅう温まってます。
不運に対して「ツイてね~クソゲー」って腐らずに「何かできることはなかったか」を反省して改善していくのは確かに大変だしエネルギーがいります。
でもあんちゃんも言ってたようにそこに上達のヒントがあるかもしれません。
やっぱり上達するなら自分の外じゃなくて中に原因を求めないとですね。
競技イベントで「ココは絶対勝ちたい!」って思うポイントはもちろんありますが、最近はその日の結果よりも自分が前より上手くなっているかどうかにフォーカスしてプレイするようにしています。
理想は「練習は試合のように、試合は練習のように」ですが、まだまだ難しいです。
この辺りの考え方は格闘ゲームのプロプレイヤーとしても有名な梅原大吾選手の本にも影響されています。
ウメハラさんの本は日本選手権(秋)でディミーアローグで優勝したナダルさんのnoteを見て読んでみたんですが、一言で言うと「その時勝てるかどうかより継続的に成長してるかどうかの方が大事」みたいな内容でした。
■勝負論 ウメハラの流儀/梅原大吾
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サクっと読めるので興味がある方は読んでみると面白いかも。
これ読んで、ほかの人と比べて勝てない自分にヘコんだりすることも大分減りました。
ごちゃごちゃと書いてきてしまいましたが、別にいつでもこんな張りつめてプレイしてるわけじゃないし、友達と画面共有しながらガバプレイして「ほんま下手wやめちまえwww」とか言いながらプレイしてることの方がぶっちゃけ多いです。
でも「今日はガチ練習の日!」って決めた日にはちょっと自分にシビアになりながらプレイしてみるのも面白いですよって話でした。
今回は自分の主観バリバリ入れて書いてしまいましたが、誰かの参考になれば幸いです。
僕も全然MTG勝ててないので引き続き精進したいと思います。
では!!
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