おっすおっす。
かーむです。
気付けば師走。
あと10日弱で今年も終わるってマジ!?ってことで、唐突ですが今年2021年のMTG活動を振り返ってみたいと思います。
ぶっちゃけほとんど日記だし、構成も考えずダラダラ書いていく感じですが、興味のある方はお付き合いくださいまし。
戦果について
自分はMTGを競技として楽しんでいるので、まずは今年の戦果から振り返ってみる。
望外の結果
端的に言って望外の結果でした。ぶっちゃけ超上振れです。
まずは日本選手権2021 SEASON2本戦でのTOP8入賞。
チームメイトにおんぶにだっこだったので本当に感謝。
9-2-1でTOP8進出!!!
うおおおお
(どれがかーむでしょう) https://t.co/OkKnm4ulwl— かーむ@MTGアリーナブログ (@calm_blog) July 25, 2021
今年3回あったSEASON1~3の日本選手権本戦でTOP8に入ると日本選手権ファイナルというさらに大きい舞台に上がる権利ももらえるんですが、チームメイトも何名か参加権利を獲得しており、大舞台に仲間たちと一緒に出れるのが本当に嬉しい。
引用:公式サイトより
そのあとはBIG MAGIC Summer ChallengeでもTOP8に入賞。
BIG MAGIC Summer Challengeは6-1でTOP8入賞!
デッキは八十岡選手(@yaya3_ )のナヤアドベンチャー。
ミラー増えるかもと思って判事を2枚にしました。
デッキめっちゃ強かったです。現環境スタンの最後にアドベンチャー使い倒せたので満足。 pic.twitter.com/PxDmNX3vGR
— かーむ@MTGアリーナブログ (@calm_blog) September 4, 2021
何かのイベントで上位入賞したことがなく、賞金というものにも無縁だったので素直にうれしかったです。
ちなみに、「素直に嬉しいです」とかスカしたこと書いてますが、TOP8に入賞が決まった時に家で小躍りしてたのでは秘密です。
MTGの取り組みについて
結果ばかり書いてても振り返りにならないので、今年の僕のMTGへの取り組みについても振り返りたいと思います。
チームへの加入
今年が昨年までと大きく違ったのは、チームで活動することが多いことでした。
僕は去年の8月からMPLの佐藤レイ選手が主催するさとれいサロンに所属して、本格的に競技MTGに取り組みだしました。
さとれいサロンは主にDiscord上で活動していて、様々な情報交換や勉強会などがあり、強い人たちもいて大変刺激になってます。
ただ、サロンはチームというよりはコミュニティという感じで、みんなで1つの調整デッキを共有してイベントに持ち込んだりという感じではなく、がっつりチームでの活動というのはあまりしたことがありませんでした。(1回だけ試験的にトライしたことはありました)
ですが今年はありがたいことに声をかけていただく機会があったり、逆にこちらから声をかけさせてもらったりして、4回ほど、特定のイベントに向けてチームを組んでプレイさせてもらいました。
しっかり役割を決めてチーム活動をするのが初めてだったこともあり、どれも色々失敗をしましたが、非常に貴重な経験をさせてもらいました。
今は4回目に組んだチームがそのままコミュニティっぽくなって、ゆるゆるMTGを楽しんでいます。
メンバーはみんな僕よりずっと強くて、名前を出すと格を下げてしまいそうなので割愛しますが、日々本当に刺激をもらっています。
みんなで一緒に目指せるイベントが来たら、がっつりスクラム組んで結果出したいと思います。
個人練習
チームで活動してみて分かったことは、メンバーに対して自分が何ができるかがとても大事ということ。
世界選手権チャンピオンの高橋選手の記事では、「1人では上達するのに限界があります。上達に必要なのは、同じ志を持った、異なるタイプのいるチームを作ること。これが大切です。」とあります。
確かにチームにいると、みんなのおかげで一人の時よりも上達しますが、こちらから何も返せないんじゃチームとして成り立ちません。
デッキを回しまくる役は時間の都合上果たせそうになかったので、他で返せるものを作らねば!と思い、ちょっとでも上手くなるために個人練習の方法を変えました。
漫然とラダーを回すのをやめる
これまでは記事などで情報収集しつつラダーを時間の限り回しながら知見を貯めていくというスタイルでしたが、ぶっちゃけ時間効率が非常に悪かったです。
正直ほぼ無目的にデッキを回していたので、かかる時間に対して得られる知見があまりにも少なかったのです。
触ったことのないデッキの動きを確認したり、新環境などの未知のメタをざっくり把握する程度ならいいのですが、そのレベルは20マッチほどこなせば簡単に達してしまい、それ以降はほとんど新しい知見が得られなくなります。
そこでラダーを始める前に、その日に「検証したい仮説」を立て、それを確認しつつ検証的にプレイするようにしました。
たとえば……と例を出そうとしましたが、これも高橋選手の記事に書いてあるのでそちらを見た方が早いです。
考えてみれば当たり前のことなのですが、その当たり前のことが今まで全然できてなかったんだなというのが身に染みた1年でした。
「MTGの引き出し」を作る
あとは「MTGの引き出し」を作ることを心がけてました。
日本選手権本戦SEASON2のチャンピオン、廣澤さんが配信で言っていたことですが、長期的にMTGが強くなるためには「MTGの引き出し」を作るのが重要です。
特定のデッキに習熟したりするのではなく、「MTG自体を上手くなる」ということなのですが、要はMTGにおけるエッセンスを抽象化して自分の中で言語化するということです。
廣澤さんが例で挙げていたので言えば、「MTGにおける強いデッキとはどんなデッキか」については大きく3つに分けられます。
- 2枚コンボ(例:オラクルコンボ、イゼット天啓)
- マナのルールを変えるデッキ(例:荒野の再生、ニッサ&ハイドロイド)
- 「優秀な」アグロ/ミッドレンジ
3つ目の「優秀な」アグロにはいくつかタイプがあります。
例えば…
- マナフラ受けがある(例:ミシュラランド)
- アドバンテージが取れる(例:ティムールエネルギー)
- 多角的な攻めがある(例:マルドゥ機体、プレインズウォーカー)
廣澤さんが使用したグルールアドベンチャーを考えてみると、上記すべてに当てはまっていることが分かります。
廣澤さんはイベント直前、デッキを選んでいる時間がなかったそうですが、上記の条件にグルールアドベンチャーが合致することから、このデッキを選択したということでした。
なんと廣澤さんはこのデッキを2マッチだけ練習して本戦に臨んでの優勝というとんでもなてい結果を残しているのですが、これも「プレイングやゲーム感についての引き出し」があったおかげとのこと。
(流石に初日が終わった後、ナヤウィノータ戦は少し練習したそうです)
まあ細かいことを話せばキリがないのですが、要するに得られた知見を言語化・抽象化して棚卸しして整理することで引き出しを増やし、長期的に「MTGが上手くなる」ことが大事だよ、というお話でした。
なるほど~と思った僕はさっそく自分だけのDiscordサーバを作って、日々得られた知見を貯めるようにしました。
これは今年身につけられた、いい習慣になりました。
指名対戦
最後は反省にもなるんですが、指名対戦はもっとやればよかったです。
ラダーでは何のデッキに当たるか分からないので、特定のデッキとのゲームで検証したいことがある時はほかのデッキとのゲームはほぼ無駄になってしまいます。
しかし指名対戦であれば任意のデッキと好きなだけマッチできるうえに、終わった後に感想戦もできるため、ラダーに比べて圧倒的に知見が溜まります。
結構疲れるのと相手とスケジュールを合わせる必要があるのが難点ですが、それを差し置いても非常に効率的な練習方法なので、もっと数多く取り組むべきでしたね。
「タマゴが先かニワトリが先か」ではないですが、自分が強くなればチームメンバーにも返せるものが大きくなるので、ここはもう少しチームメンバーに頼るべきでした。
初めてリミテに取り組む
MTGへの取り組みとしては、先日のウィークエンド予選のフォーマットがドラフトということで、初めてドラフトにちゃんと取り組んでみました。
今までほとんど構築しかして来ておらず、正直食わず嫌いしていましたが、やり込むほどに面白くなっていきました。
最初はそもそもドラフトのセオリーも何も知らない状態からスタートしたので、目の前で発生した事象をまったく抽象化も言語化もできず知見が溜まらなかったのは非常にストレスでした。
「レア出せて勝ち」とか、「レア出されて負け」とか、「なんやかんや勝ち」くらいの感想しか持てず、勝った理由も負けた原因もわからなかったのでめっちゃ苦しかったです。
それが途中でドラフトにおけるピックやデッキ構築の定石だったりが段々分かってきて、自分の上達を実感できるようになってからはめちゃくちゃ面白くなりました。
ここでも、上達には言語化と抽象化が必要だということが再認識できて良かったです。
あとは構築に比べて弱いカードで戦うリミテッドでは、MTG自体の上手さが試されるので、ドラフトの練習が構築にも良い影響を与えてくれることが分かったのは思わぬ収穫でした。
ウィークエンド予選は初日敗退でしたが、ドラフトの楽しさと面白さを発見できたのはとてもよかったです。
メンタル
MTGの取り組みの振り返りの最後はメンタルについて。
正直、昨年までは勝てないことに対して焦燥感がありました。
結構ちゃんと競技MTGに取り組んでいたつもりではあったのですが、一向に勝てるようにならず、なんで勝てへんねん!!みたいな気持ちもありました。
肝心なところでドローに恵まれなかったり、相手のトップデッキで負けたりするとそれはもうたいそう腐っていたし、ベコベコに凹んでました。
そんな折、昨年の日本選手権2020秋でチャンピオンになったナダルさんがnoteでオススメしていた、プロ格ゲープレイヤーのウメハラさんやときどさんの本を読んでみました。
超ざっくり言うと、「その時勝てるかどうかより継続的に成長してるかどうかの方が大事じゃね?」みたいな内容だったんですが、これを読んでからは自分が上達してるかどうかにフォーカスできるようになってだいぶ気が楽になりました。
そのあたりの話は↓の記事でも書いてるのでよかったら見てみてください。
あとは今年はチームでの活動が多くなって、自分が勝てなくてもメンバーが勝てばいいやと思ってイベントに参加してたので、そのおかげか肩の力も抜けて競技イベントを純粋に腕試しの場として楽しめるようになりました。
自分の勝ちと同じくらい、そいつの勝ちを喜べるようなメンバーと一緒にMTGができてることに感謝です。
これは蛇足なんですが、日本選手権本戦やBIG MAGIC Summer Challengeのような賞金ありの大きいイベントで上位入賞してみて思ったことがあります。
ああいう大きいイベントで入賞する人っていうのは、デッキにもプレイにも確固たる自信があって、勝つべくして勝つもんなんだと思ってたんですが、意外とそうでもないんだなと思いました。
※個人の感想です
インタビューとかも割と余裕でこたえてるイメージがあったので、内心「いやーさすが俺!強い!!」みたいな感じかなーと思ってたんですが、いざ自分がそうなってみたら「やば!なんか勝てたんですけど!!うっひょ~~嬉しい~~~!!!」みたいなIQ3くらいの感じだったので、全員が全員余裕でもないんだなと思って、強い人たちも意外と人間なんだなってことが分かりました。
取り組みの振り返りとしてはこんなところです。
来年の目標としては、セットチャンピオンシップに参加したいと思います。
今後のかーむブログについて
最後に今後のかーむブログについてちょっと触れておきます。
端的に言うと、今後はちょっと書く内容を変えようと思います。
このところは競技イベントの結果を中心に、競技寄りの記事を書くことが多かったですが、ちょうど書く内容を変えようかな~と思っていたところに、ありがたいことにたいむましんさんでスタンダードの記事を連載させてもらうことになりました。
読み物コーナーに新しく、MTGアリーナの情報ブログも運営されているかーむさんのMTGコラムが連載開始になりました。
大会の結果を元に、スタンダードのメタゲームやデッキについて解説して行って頂きます。#MTG #MTGArena #マジックザギャザリング
https://t.co/snsgpp9ht5— たいむましん / MTG専門「MAGIC LABORATORY」 (@Time_Machine_Go) September 9, 2021
おかげ様でメタゲームや競技イベントの結果を書く場が他にできたし、MTGアリーナ自体の網羅的な情報サイトもこのブログができたころに比べてたくさん出てきたし、このブログではまた違ったことを書いていこうと思います。
具体的にどんなものを書いていくかは考え中ですが、上の方で書いたような自分の中で言語化できた「MTGの引き出し」を書いてみたり、イベントの調整録だったり、はたまたただの雑記なんかを低頻度で書いていこうかなと思ってます。
まあ書きたいことを書きたい時に書いていくっていうのは変わらないので、引き続きマイペースにブログを楽しんでいこうと思います。
お付き合いいただける方は引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
では!!
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