おっすおっす。
かーむです。
お久しぶりの更新になりました。
気付いたら4か月近く放置しててびっくりしたよね(ひとごと)
突然なんですが、実は先日晴れる屋で『最強チーム決定戦』なるものがありました。
3人1組のチーム制の大会で、メンバーはスタンダード、モダン、レガシーと異なるフォーマットを1人1つ担当してチーム同士の対戦を行うというもの。
その第一回となる今回のイベントでは、MPL所属プレイヤーなどプロも含む66チーム198名のプレイヤーが参加していました。
【イベント情報】
『第一回 最強チーム決定戦』66チームでスタートしました!優勝賞金15万円を獲得するのはどのチームなのか!?
今回は注目のチームもピックアップしてご紹介します✨ pic.twitter.com/dzAu8Y0YNo— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) May 5, 2022
そしてふとTwitterのタイムラインを見ていると…
【#最強MTGチーム】
数々の強豪チームをなぎ倒し、初代『最強チーム』の栄冠を手にしたのは……サヤマ タツノスケ(グリクシス日向オパス)9-1
コバヤシ シゲユキ(アミュレットタイタン)8-1-1
ナカムラ シュウタ(4Cゼニス)2-5-3優勝コメント「これが、地獄レガシーだ!!」
おめでとう!! pic.twitter.com/Qm2VPR3kYl
— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) May 5, 2022
気付いたら友人が優勝してました(真ん中のイケメンがそうです)
Twitterを見に行くととても褒めてほしそうだったので、今回は褒めついでに今回はスタンダードにて9勝1敗の好成績でチームを優勝に導いたさやまさんにインタビューをしてみたいと思います。
チームのことや、使用したグリクシス日向(大嘘)についても聞いてみました。
グリクシスの貴公子、さやまさん率いるチームTHEさやま優勝しました。
スタンはずっと同じデッキ使って研ぎ澄ました甲斐がありました。
チームメイトもとても頼もしかったです。著名なプレイヤーとまたくさん当たれて勝負してて楽しかったです。
みなさんもっと褒めてください!!! https://t.co/Bzb6GVLE37
— さ や まさん (@VAMPNOSUKE) May 5, 2022
自己紹介
インタビューの前に、まずは簡単に自己紹介してもらいましょう。
ど ん っ !
名前:さやまさん
プレイ歴:ひ・み・つ
好きな色:グリクシス(青赤黒)
好きなカード:死の影
プレイしているフォーマット:スタン、モダン、レガシー
その他コメント:普段の過激な発言をよそにプレイ態度やマナーがとても紳士的で定評がある草の根プレイヤーです。
結構凝り性で自分のデッキで使うトークンを自分で描いたりしています。
今回のキキジキも自分で描きました。
色んなフォーマットをプレイしてるみたいですね。
青赤黒のグリクシスカラーは昔っから大好きですね。いつ見てもグリクシス使ってる記憶しかないです。
ざっくりインタビュー
それでは今回優勝した「チームTHEさやま」のリーダー、さやまさんへのインタビューに移りましょう。
まずはチームや普段プレイしているコミュニティのことなんかを聞いてみたいと思います。
チーム、コミュニティについて
今日は色々お話聞かせてください。
まず、チームメイトについてですが、今回のチームメイトとはどのようなお知り合いですか?
地獄レガシーというコミュニティのMTG、非MTGの友達です。
・モダン担当グリさん
雨降る中、路上で1人壁に向かってアミュレットを回してるのを見かけほっておくことができず声をかけました。
(とんでもないな…これは深堀りせんとこ…)
普段はどういったコミュニティでプレイされてますか?
今回の各デッキの選択や調整はどんな感じで進めてたんですか?
そのため、遺恨が残らないようチームメイト全員完全に”孤”の力での調整となります。
硬派すぎん?
でも応援は全力なのねw
では対戦中はお互いアドバイスや相談はせず、それぞれ自分のゲームに集中してたんですか?
アドバイス禁止の為、全力応援。
チームメイトのきんにくんが緑太陽の頂点でサーチしてる度に…
「いいよ!いいよ!おまえが頂点だよぉ!!」
グリさんのアミュレットでバウンスランドが精力の護符でアンタップになる度に…
「アンタップいいよぉ!おきれない日々もあっただろうに!!」
など集中と相談とは無縁のチームでした。
そもそも、チームメイトを信じているので。
集中してなくて草
しかしチームの絆はまさに鋼のようですね。
そんな鋼の掟で結ばれたチームで挑んだ今回のイベントですが、さやまさんの思うチーム戦の醍醐味を教えてください。
ネームドプロと机挟んで戦える機会は本当に貴重なので。
その昔、PWC※でチーム戦してたのが懐かしい。楽しかったなー。
※PWC:Planes Walker’s Cup。関東で開催されていた定期イベント。今も活躍するプレイヤーも多く参加していた。
R1 :ナヤルーン🙆♂️🙆♂️
R2 :ナヤルーン(カトケンさん)🙆♂️🙅♂️🙆♂️
R3 :エスパーフレンズ(ゆうやんさん)🙆♂️🙅♂️🙆♂️
R4 :ゴルガリコン🙆♂️🙆♂️
R5 :ナヤルーン(日選チャンプ)🙅♂️🙆♂️🙆♂️チーム負け
R6 :イゼットコン🙅♂️🙆♂️🙅♂️ チーム負け
R7 :ナヤルーン🙆♂️🙅♂️🙆♂️
SE 7位抜け
R8 :ナヤルーン(5rのこばやしさん)🙅♂️🙆♂️🙆♂️
R9 :ゴルガリコン(4rの方)🙆♂️🙆♂️
R10:エスパーフレンズ(ちゅうそんさん)🙆♂️🙆♂️
最強チーム決定戦
モダン担当相手-個人成績-チーム成績
Amulet Titan P oo o
Hammer P oxo o
Elemental P xoo o
Urza Thopter D ox- o
4c Blink P xox x
Rhinos P oxo x
Burn P oo o
5-2(個人5-1-1) 7位抜け
QF 4c Blink(R5の相手) D oo o
SF Urza Thopter D oo o
F Amulet Titan P xoo o
優勝! pic.twitter.com/uMiHkv25Sz— グリ (@TaintedOpt) May 5, 2022
最強チーム戦
Deck: 4c Zenith
R1: UB Ninja OO
R2: UR Delver XOX
R3: Jeskai Mentor XOX
R4: Elves! OO
R5: 8-cast XX
R6: 8-cast OXX
R7: 8-cast XO-
R8: 8-cast XX
R9: Elves! X-
R10: UR Delver XO-みんなの気になる戦績はこれだ!!
— なかむらきんに君 (@hiyarako) May 5, 2022
チーム戦だとこういうところ、結構大事ですよね。
2-5-3は盛って2-5-3なんだけど、きんにくんは負け込んでても雰囲気悪くしないから本当はきんにくんが1番活躍してるんだよ。
精神力の強さはチーム戦ではプレイも凌駕するよ。(ちゅうそんさんこれをrtお願いします)— さ や まさん (@VAMPNOSUKE) May 5, 2022
ゲームは個人でも結局はチーム戦なので、チームの空気はとても大事ですね。
使用デッキ:グリクシス日向 について
それでは続いて、使用デッキのグリクシス日向について聞いてみましょう。
【インポートリスト】
デッキ
1 山
4 河川滑りの小道
4 嵐削りの海岸
3 連門の小道
2 さびれた浜
1 ストーム・ジャイアントの聖堂
1 ザンダーの居室
1 天上都市、大田原
2 日没の道
4 針縁の小道
4 暁冠の日向
4 黄金架のドラゴン
4 表現の反復
4 マグマ・オパス
4 鏡割りの寓話
3 渦巻く霧の行進
3 削剥
3 否認
2 棘平原の危険
3 ジュワー島の撹乱
1 勇敢な姿勢
1 軽蔑的な一撃
1 洞察の碑文サイドボード
2 燃えがら地獄
2 勢団の銀行破り
1 船砕きの怪物
1 記憶の氾濫
2 真髄の針
1 軽蔑的な一撃
2 バーニング・ハンズ
1 溺神の信奉者、リーア
1 渦巻く霧の行進
1 万物の姿、オルヴァール
1 霜と火の戦い
まあグリクシスが好きで入れてるだけで、ほんとは白が出る《ラフィーンの塔》の方がいいんだけどね。
あ、はい。(ダメだこいつ)
では、今回”ジェスカイ”日向を選択した理由を教えてもらえますか?
たくさんのデッキ回すほど技量がないので、選択肢の余地はあまりなく…自身の練度が高いオパスを選択しました。
メタゲームとしては、チーム戦ゆえに即席でデッキを握るプレイヤーが多そうだと予想しました。
そのなかでも環境屈指のブン回りデッキであるナヤルーンは多いと予想していました。
比較的安価で、同じく安価な白単にも強いのが理由ですね。(店頭価格が安くてびっくりしました。)
他にも理由はありますか?
またルーンの話になってしまいますが、《暁冠の日向》の能力で3種のルーンを1マナ重くして動きを阻害することで日向側が有利になってることも日向で出場する後押しとなりました。
また、今回のチーム戦では、スタンダードは二極化すると思ってました。
スタンやる気勢は《敵対するもの、オブ・ニクシリス》入りのラクドスサクリファイスや、《策謀の予見者、ラフィーン》入りのエスパーミッドレンジを使用し、即席でデッキを握るプレイヤーはナヤルーンを含むとりあえずの即席アグロを選択すると予想していました。
エスパー、ナヤルーンにはかなり有利に戦えるので良きデッキ選択だったと思います。
オブ率いるようなデッキは苦手なのでふんわりチーム戦仕様のサイドになってます。
チーム戦ならではのメタゲームをしっかり読み切っていましたね。
いやお見事です。
ところで、『ニューカペナの街角』からの採用は《ザンダーの居室》のみとなっていますが、他に採用を検討したカードはありましたか?
各種色対策のカードは目を通しました。
《策謀の予見者、ラフィーン》や《ジアトラの特使》など、放置するとアカーンなタフ4がたくさん居たので採用を検討しました。
しかし、《策謀の予見者、ラフィーン》は護法1とタフネス4が除去耐性になっており、コストが軽くなる系の除去による対策は効きにくいため見送り。
緑対策については大人しく《バーニング・ハンズ》を続投しました。
そもそも、現行スタンダードの2.3.4各種マナ域の役割について…(長いので有料コンテンツです。)
なるほど~
新カードほぼなしでもこれだけの戦績を上げられるとなるとちょっと使ってみたくなりますね。
ちなみに今大会で最も活躍したベストカードはなんでしたか?
ナヤルーンに対してはルーンに合わせることで《時間のねじれ》として機能しました。
《黄金架のドラゴン》や《暁冠の日向》を守ってもよし、相手のクリーチャーをどかしてもよしのいいカードですね。
このデッキでは《暁冠の日向》がいると対象が増えてもコストが上がらないのがいいですね。
強い《セレスタス》の役割が期待できます。マナ加速とルーティングですね。
《否認》や《棘平原の危険》などマッチによって有効度合いがまちまちなカードが多いので、その辺りのちぐはぐな引きをルーティングで矯正してくれます。
また、このデッキは3→5ジャンプが大事なので早いターンでの攻守切り替えが期待できますね。
3章目はオマケといいつつゴールドスパンをコピーしてキルターンを早めてくれます。
あと、自分で描いたトークンが使えるのではっぴー☆
いや~しっかりメタゲームを捉えての構築になっていて、さすがリーダーといったところですね。
ぷちサイドボードガイド
ちょっとお願いして、さやまさんにぷちサイドボードガイドを教えてもらったので紹介します。
最初に。
私はサイドプランを明確に決めずにプレイしています。
対戦相手の表情、プレイ態度、メインの構築を汲み取り対戦相手との間合いを図りつついれてるのでまぁまぁ間違ってるかもしれません。
また、先手後手でも種類、枚数はある程度変わってきますし、テーブルトップではデッキ非公開制でのゲームが多いため、枚数は割愛しています。
つまりふんわりサイドボードしてます。
この辺りは対戦相手との読み合いになりますのでテーブルトップの醍醐味を楽しんでほしいです。
■対エスパーミッドレンジ(ラフィーン)
【IN】
《勢団の銀行破り》、《溺神の信奉者、リーア》、《霜と火の戦い》、《記憶の氾濫》、《燃えがら地獄》
【OUT】
《削剥》、《棘平原の危険》、《黄金架のドラゴン》、《鏡割りの寓話》、《勇敢な姿勢》、《軽蔑的な一撃》、《渦巻く霧の行進》
【ゲームプラン】
《強迫》などのハンデスを喰らいつつ2マナクリーチャーにどつかれ続けながら《渦巻く霧の行進》や《マグマ・オパス》で誤魔化して勝つプランになります。
《渦巻く霧の行進》を延命テンポに使用するため《表現の反復》、《勢団の銀行破り》などのカードの引き増しが必要になります。
後手は自分の攻め手の枚数少しずつ減らしながら全体火力を入れて《婚礼の発表》、《光輝王の野心家》を機能させないよう動きます。《漆月魁渡》や《婚礼の発表》といったリソースカードを咎めると手数でゲームを握りやすいです。
《溺神の信奉者、リーア》は《策謀の予見者、ラフィーン》の護法を無視できるので、計算が狂わないように入れます。
対オルゾフミッドレンジ
概ねエスパーと一緒です。
対ナヤルーン
【IN】
《渦巻く霧の行進》、《溺神の信奉者、リーア》、《バーニング・ハンズ》(《燃えがら地獄》)
【OUT】
《軽蔑的な一撃》、《否認》、(《ジュワー島の攪乱》、《棘平原の危険》、《黄金架のドラゴン》、《鏡割りの寓話》)
【ゲームプラン】
有利なマッチアップです。
《暁冠の日向》の定着、《渦巻く霧の行進》or《マグマ・オパス》を3回以上唱えて相手のクロックをスキップしてクロック差で勝つことになります。
《暁冠の日向》は定着していることに意味があり攻撃、ブロックを行うことで《放浪皇》、《皇国の地、永岩城》といったリターンに見合わないリスクを抱えるため、基本ぼったちでOKです。
《暁冠の日向》&《渦巻く霧の行進》は相手のルーンに合わせてキャストすると1マナで全員フェイズアウトして《気前のいい訪問者》や《無常の神》の誘発が立ち消えます。
相手にとってはリソース1枚なくなりながら事実的なタイムワープとして働きます。
その稼いだテンポで《鏡割りの寓話》のゴブリン、《黄金架のドラゴン》、《洞察の碑文》のイリュージョントークンなどでクロック勝ちします。
先手の《気前のいい訪問者》→《樹海の自然主義者》の動きだけはどうにもならないので《燃えがら地獄》などを添えたりします。
対ラクドスサクリファイス
【IN】
《真髄の針》、《万物の姿、オルヴァール》、《燃えがら地獄》、《霜と火の戦い》、《勢団の銀行破り》、《記憶の氾濫》
【OUT】
《渦巻く霧の行進》、《否認》、《軽蔑的な一撃》、《勇敢な姿勢》
【ゲームプラン】
多分きついマッチです。
チーム戦でスタン担当は概ね《敵対するもの、オブ・ニクシリス》を買い揃えるやる気勢だと思ってたので多めにサイド取りましたが、あたらなかったのでなんともいえません。
またこの構成での練度は足りて無いので変更候補筆頭です。
《強迫》や起動型能力で機会損失になる事が多いので構えるカードは基本抜いていきます。
《敵対するもの、オブ・ニクシリス》のプラスで《万物の姿、オルヴァール》を捨てて土地になる事で3→5ジャンプが出来るのでオブ2体並んでもキツくならない展開を作る事が可能です。
対白単アグロ
【IN】
《燃えがら地獄》、《溺神の信奉者、リーア》、《渦巻く霧の行進》、《バーニング・ハンズ》、《霜と火の戦い》
【OUT】
《ジュワー島の攪乱》、《否認》、《軽蔑的な一撃》、《勇敢な姿勢》
【ゲームプラン】
ワーストマッチ。ある程度の割り切りが必要です。
《暁冠の日向》が《スカイクレイブの亡霊》されるわまぁロクな目に合わないマッチです。
ちなみに私はニッセン予選を回って最終戦でドブンドブンの白単に何度もわからされています。
白単、とにかくデッキが太いです。
最後に
今週末の5月8日(日)に秋葉原あずまやで地獄レガシープレゼンツ「地獄モダン」を開催します。
当日枠はキャンセル待ち枠となってしまいましたが、何枠かは発生すると思います。
私の盟友であるオリジナルトークンを手がけるvox先生との共催で地獄レガシー&VOXさんのコラボグッズの即売会がございますので是非お越しください。
5月8日に開催されます地獄モダンにてvox先生の即売会もございます!
当日販売予定のプレイマットはとても綺麗なので大会参加でないお客様も是非ご来店下さい! pic.twitter.com/stpJJwAQV6— あずまや@4周年! (@azumayamtg) May 4, 2022
というわけでさやまさんのインタビューでした!
こういうの初めて書きましたが結構面白いですね。
機会があったらまた書いてみたいと思います。
では!
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《たいむましん様でスタンダードの記事も連載中!!》