おっすおっす。
かーむです。
MTGアリーナで『エルドレインの王権』がリリースされ、Twitterのタイムラインも盛り上がってますね。
みんな各々新しいデッキを模索しているかと思いますが、早くもTwitterやMTG GOLD FISHで新しいデッキたちが公開されていたので、いくつか紹介してみたいと思います。
デッキリスト画像の下に、インポートリストを掲載しているページへのリンクもあるので、気になった方はぜひ使ってみてください(*’ω’*)
※注意※
現在、MTGアリーナでは日本語デッキリストのインポート/エクスポートに不具合が出ているので、英語にてデッキリストを掲載しています。
普段日本語でプレイしている方は、アリーナの言語設定を一時的に英語にしてインポートしてください。
①オルゾフナイト
1つ目はアグロど本命の騎士デッキ。
ゲームのオープニングを飾る1マナ目には8枚のクリーチャー。
《漆黒軍の騎士》は前環境のオルゾフ吸血鬼に続き、今環境の黒いアグロに居続けそうです。
『エルドレインの王権』からは、早速出来事クリーチャーたちがガッツリ採用されています。
《真夜中の騎士団》は素出しでも2マナ2/2飛行と最低限のアタッカーになりつつも、出来事側の能力で継戦能力を高めてくれます。
《恋に落ちた騎士団》の出来事は直接ダメージ。
このデッキなら十分にフィニッシュブローになってくれそうです。
オルゾフ吸血鬼の《傲慢な血王、ソリン》もそうでしたが、ある程度速度のあるアグロが直接ダメージを与える手段を持っているというのは怖いですね。
《残忍な騎士》の出来事はライフは2点失うものの、クリーチャーもプレインズウォーカーも処理できる万能除去。インスタントなのも嬉しいですね。
《評判高い挑戦者》は3マナ3/3と標準スタッツを持っていながら、カード・アドバンテージを得られる中堅クリーチャーです。
出来事クリーチャーたちのおかげで、除去や墓地回収、直接ダメージ呪文を引っ張って来れるため、見た目よりもずっと器用に立ち回ります。
②緑単アグロ
続いては新環境版の緑単アグロ。
こちらのデッキの製作者はYoutuberのローグさん。
《ラノワールのエルフ》は《金のガチョウ》になり、《鉄葉のチャンピオン》は《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》になりました。
《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》は《生皮収集家》と比べて+1/+1カウンターが乗る条件が結構緩いので、ガンガン大きくなります。
4マナ域は《蔦草牝馬》に代わり、プレビュー期間から注目を集めていた《探索する獣》を採用。
4マナ4/4のサイズに、キーワード能力が3つ、さらにメリット能力が3つとトッピング全部乗せのような優秀なアタッカー。
小粒クリーチャーでのチャンプブロックを許さず、戦闘に絡んだブロッカーを確実に落とす接死を持ち、速攻能力でフィニッシュブローも狙えます。
《石とぐろの海蛇》は後半に引けばフィニッシャーになり、序盤~中盤ではどのマナカーブにも埋まる 優秀なXクリーチャーカード。
プロテクション多色により、《時を曲げる者、テフェリー》や《ハイドロイド混成体》、《暴君の嘲笑》などに耐性があるのが地味に刺さります。
新環境での新しいギミックとしては、《グレートヘンジ》の採用です。
アグロに対しては継続的なライフゲインと戦線強化能力が、コントロールやミッドレンジにはドロー能力がそれぞれ有効です。
緑のクリーチャーはサイズも大きいため、4マナや5マナなどかなり現実的なコストで唱えることができます。
伝説のアーティファクトのため重ね置きはできませんが、ゲーム中に必ず引きたいためか、4枚フル投入になっています。
サイドボードには除去として機能するクリーチャーが3種類。
第1ゲームでも《アーク弓のレインジャー、ビビアン》から持ってこれるのがいいですね。
《意地悪な狼》は自身のサイズもあって強力な除去になりますが、《金のガチョウ》からいくつか食物トークンが出ていると、凄まじい除去耐性を持ちつつ除去できる範囲が広がります。
他に『エルドレインの王権』からは《野生語りの帰還》を採用。
自分より遅いデッキに対して、ドローにもなりリーサル手段にもなる緑の新しい選択肢です。
インスタントなので相手の出方を見てから動けるのが優秀ですね。
こちらの緑単アグロは、製作者のローグさんのチャンネルでプレイ動画も公開されますので、気になる方はぜひ見てみてください(*’ω’*)
※動画内のデッキはBO1仕様
ローグさんの動画では、よくあるブン回りだけの動画だけでなく負け試合もしっかり 載せてくれているので、リアルな試合の様子が確認できて個人的に推しです。
▼ローグさんのチャンネルはこちら▼
www.youtube.com
③赤単アグロ
続いてリニューアルされた赤単アグロ。
前環境の赤単は序盤からクリーチャーの「場に出たとき能力」でライフを削る動きが多かったですが、今環境の赤単はダメージソースは戦闘ダメージが若干多めになっています。
とは言えさすがに赤のクリーチャーたち。
ただ殴るだけでなく、直接ダメージを与える能力を持ったカードがばっちり採用されています。
『エルドレインの王権』からは《砕骨の巨人》がされており、3マナ4/3と標準以上のサイズに、単体除去に2点のダメージを要求するようないやらしい能力が付いています。
出来事の方はちょっと重い《ショック》のように見えますが、「このターン、ダメージは軽減できない。」の一文が重要です。
プロテクションによるダメージ軽減を無効化するため、ブロッククリーチャーに《紺碧のドレイク》を指定された後に《砕骨の巨人》の出来事を唱えば、プロテクションを持ったブロッカーへの対策になります。
(ドレイクを対象には取れないので、対象は相手本体などを指定)
スタン落ちしてしまった《稲妻の一撃》の枠には、《殺戮の火》が交代でIN。
「2マナ3点」から「3マナ4点」とマナコストあたりのダメージ効率こそ落ち、呪文自体も重くなってしまいましたが、タフネス4のクリーチャーも1枚で対処できるとなると射程範囲が一気に広がりますのであながち弱体化とも言えなさそうです。
メインにピン挿しされているのはトリプルシンボルの貴族サイクルから《朱地洞の族長、トーブラン》。
全ての赤によるダメージが+2されるド派手な能力を持っています。
本人は2/4と少し小さく見えるかもしれませんが、自身が与えるダメージも+2されるため、実質は4/4相当としっかりアタッカーになってくれます。
《ヴィーアシーノの紅蓮術師》、《ゴブリンの鎖回し》といった出るだけでダメージを与えるクリーチャーや、《稲妻の一撃》という使いやすい火力呪文がスタン落ちしてしまいましたが、次環境の赤単もなかなかやりそうです。
④ゴルガリ出来事
4つ目は『エルドレインの王権』で登場した新ギミック、「出来事」にフューチャーしたゴルガリデッキ。
こちらのデッキは、MPL(マジック・プロ・リーグ)にも所属している、行弘 賢 選手が製作者です。
序盤は《亜麻色の侵入者》や《恋煩いの野獣》の出来事などで場に小さいクリーチャーを展開していきます。
《亜麻色の侵入者》はコントロールデッキの置物を破壊できる可能性があるほか、後半に引いた際は《おかえりなさい》で6点クロックに変わってくれるのがいいですね。
《恋煩い》の獣は、1枚のカードで1マナと3マナのマナカーブを埋めてくれるので、いつ引いても嬉しいカードです。
続いてデッキに大量に搭載された出来事クリーチャーを使い倒すギミックを展開します。
《幸運のクローバー》は2マナと軽いアーティファクトですが、出来事をコピーすることができます。
そして《エッジウォールの亭主》は、出来事を使い終わったクリーチャーを唱える際にカードを1枚引くことができます。
これら2枚の出来事使い倒しギミックで莫大なアドバンテージを生み出します。
これらのギミックで加速されるのは以下のような優秀な出来事クリーチャーたち。
《穢れ沼の騎士》は手札を補充しながら厄介な壁になり、《真夜中の騎士団》は戦闘で打ち取られた出来事クリーチャーを回収して使い回すことができます。
《真夜中の騎士団》が墓地にあって《幸運のクローバー》が出ている状態で、《真夜中の騎士団》の出来事側ソーサリーを唱えると、《真夜中の騎士団》と別のクリーチャーの2枚が回収でき、手札が一瞬で回復します。
《残忍な騎士》は汎用除去。
これも《永遠のクローバー》が出ていると面白いギミックがあり、出来事側呪文でオリジナルとコピーが同じ対象を取ると、オリジナル側の呪文が対象不適正で打ち消され、《残忍な騎士》を墓地に落とすことができます。
通常は墓地に落としにくい《残忍な騎士》ですが、上記のギミックを使うことで《真夜中の騎士団》で回収して使いまわすことが出きます。
さらに《残忍な騎士》の出来事で削ったライフは《恋に落ちた剣士》の出来事で回復。
騎士デッキと違い、大量に騎士が並ぶわけではないので大きいダメージは出ませんが、繰り返し使われたり《永遠のクローバー》で2倍ドレインになると馬鹿にできない量のライフを吸い取ることができます。
⑤バントヒーロー
最後はバントヒーロー。
前環境では青白黒のエスパーヒーローが活躍していましたが、『エルドレインの王権』の優秀な緑のカードを使ったバント型のヒーローデッキになります。
前環境で活躍していた多色カードたち。
いずれも場に出るだけで何かしらのアドバンテージを得ることができ、数と質の両面で攻めることができます。
特に《秋の騎士》は環境初期に多いアグロデッキにも強く、グリクシスの《創案の火》やエスパースタックスの《予言された壊滅》などの置物にもメインから対処できるため今後多く目にすることになりそうです。
新しいプレインズウォーカーには《王冠泥棒、オーコ》が加入。
3マナにして初期忠誠値4、さらに+2能力で6までになるのでめちゃくちゃ堅いです。
堅いだけでなく、3つの忠誠度能力も強力。
+2能力は食物トークンを生成。
このデッキには入っていませんが、《金のガチョウ》や《意地悪な狼》といった食物トークンとシナジーのあるクリーチャーを使いやすくします。
+1能力はアーティファクトかクリーチャーを1体3/3の鹿クリーチャーにします。
+2能力で作った食物トークンや《第1管区の勇士》の1/1トークンを3/3にして打点を上げたり、相手の強力なクリーチャーを3/3にして対処することもできます。
《茨の騎兵》などの厄介な死亡誘発能力を持つクリーチャーも後腐れなく対処できるのはいいですね。
-5能力はコントロール交換。
《第1管区の勇士》の1/1トークンや食物トークンと相手の3/3以下のクリーチャーを交換したりできます。
カードは強力な一方、まだ2色ランドが揃いきっていないローテーション直後の3色デッキですが、《むかしむかし》と《寓話の小道》がマナ基盤を支えてくれるので、見た目ほど土地事故は多くないです。
《むかしむかし》は初手にあるとマリガン基準を大幅に下げくれるうえに、中盤以降に引いても《ハイドロイド混成体》や《精鋭護衛魔道士》のようなカードを探しに行けるので、いつ引いても嬉しいカードです。
あくまで疑似的にですが、土地にもクリーチャーにもカウントできるうえにインスタントタイミングで動けるは非常に強力です。
《世界を揺るがす者、ニッサ》が出ている状態なら森カード1枚から唱えれる2マナというコストも嬉しいポイント。
《寓話の小道》は3色デッキならほぼマストで採用されるくらい汎用性がある土地です。
基本土地もそこそこ入れる必要があり、枠の都合上常に4枚フル投入じゃないかもしれませんが、今後の3色デッキでは重要なカードになりそうです。
ということで、新環境のデッキたちを4つ紹介しました。
次はコントロールやコンボデッキを紹介する予定なのでお楽しみに!
では!!(*’ω’*)
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