おっすおっす。
かーむです。
気付けばローテーションまで1ヶ月を切り、スタン落ちが目前に迫ってきましたので、以前に書いたローテーションの記事を最新版に修正してみました(*’ω’*)
今回はローテーションの仕組みや、次のスタン落ちで使えなくなるカードたちをまとめてみましたのでさっそく見ていきましょう!
MTGのローテーションの仕組みは2017年に新しくなったので、MTGアリーナで復帰した古参プレイヤーの方もぜひ読んでみてください。
ローテーション、スタン落ちとは
MTGのスタンダードでは「ローテーション」というシステムがあり、使用できるカード(パック)が定期的に入れ替わるようになっています。
そして、ローテーションによってスタンダードでそのカードが使えなくなることを「スタンダード落ち」、「スタン落ち」と言ったりします。
スタンダード自体がもともと新規プレイヤーと古参プレイヤーのカード資産の差をなくすために始まったフォーマットなので、いつ新規プレイヤーが参入してもいいように、使えるカードが常に新陳代謝してるわけですね。
スタンダードローテーションのシステム①:3+1モデル
MTGでは、1年間に4つのパックが販売されます。
開発元のウィザーズでは「3+1モデル」と呼んでいるようですが、年始から新パック①⇒新パック②⇒基本セット⇒新パック③の順番で新しいパックがリリースされます。
今年で言えば、冬の新パックが『ラヴニカの献身』、春の新パックが『灯争大戦』、夏の基本セットが『M20』、秋が10月に発売予定の『エルドレインの王権』ですね。
ついでなので基本セットについて触れておくと、基本セットはほかのパックとは違い、新カードと再録カードが半々になっています。
初心者向けパックという役割もあるため、特殊な能力や効果のものは少なく、定番カードやシンプルなデザインのカードが多く収録されています。
初心者向けではありながらも強力なカードも収録されており、既存のプレイヤーも満足できる内容になっています。
スタンダードローテーションのシステム②:スタン落ち
さて、いよいよローテーションについて説明します。
ローテーションは秋の新パック発売と同時に行われ、そのタイミングで古い1年分のカードたちがスタンダードで使用できなくなります。
今年の10月に新パック『エルドレインの王権』が発売されるので、そのタイミングで昨年夏に発売された基本セット以前のパックがスタン落ちします。
今回で言うと基本セット2019以前のパックですね。
ちなみにローテーションの仕組みは2017年に制度の変更があり、今現在のスタンダードは新制度への過渡期にあたります。
そのため、新制度前に発売されたパックである『イクサラン』は例外的に今も現役になっていますが、次のローテーションで完全に現行制度に移行します。
次のローテーション(2019年10月)
まず、現在現役のパックはこちらの8つ。(発売日順)
・イクサラン 2017年9月発売 ←例外的に現役
・イクサランの相克 2018年1月発売
・ドミナリア 2018年4月発売
・基本セット2019 2018年7月発売
・ラヴニカのギルド 2018年10月発売
・ラヴニカの献身 2019年1月発売
・灯争大戦 2019年5月発売
・基本セット2020 2019年7月発売
※『イクサラン』が例外的に現役
※『エルドレインの王権』は2019年10月に発売。
上記の8つのうち、今年10月に『エルドレインの王権』が発売されると同時に下記の4つパックがスタン落ちします。
・イクサラン 2017年9月発売
・イクサランの相克 2018年1月発売
・ドミナリア 2018年4月発売
・基本セット2019 2018年7月発売
※上の図に加えて、『イクサラン』も落ちます
ゴッソリ落ちますね( ^ω^)・・・
スタン落ちするカードたち
次回ローテーションでスタン落ちするパックから、今のスタンダードでよく使われているカードたちをピックアップしてみましょう。
イクサラン
「未踏の地へ挑め」
イクサランの未開のジャングルには、誰もが焦がれる秘密が隠されている。それは「オラーズカ」、黄金の都。
今こそ帆を張れ、恐竜に乗れ。この次元最大の宝をめぐる旅へ繰り出し、ライバルたちと競い合え!
大航海時代をモチーフにした次元イクサランを舞台に、「鉄面連合」の海賊たちや恐竜を操る「太陽帝国」、「薄暮の軍団」の吸血鬼や「川守り」のマーフォークたち4つの部族の対立が描かれたパック。
特徴的なメカニズム、キーワード能力:『探検』、『激昂』、『宝物』、『強襲』
白単、青単ウィニーの重要なパーツが収録されていますね。
また、スゥルタイヤロクなどで使われている探検パッケージや、今は見なくなりましたが強力なフィニッシャーとして活躍した《殺戮の暴君》など、緑系デッキの定番カードたちもあります。
何より、今の多色環境を支えるM10ランド(友好色チェックランド)が落ちるのは大きいですね。
新しいパックでは定期的にレアの2色土地サイクルが収録されてきているので、次の2色土地にどんなものが来るのか楽しみです。
イクサランの相克
「領有を告げよ」
伝説の都市オラーズカが発見されました。それを領有するには戦いは避けられません。
対抗者たちに速さと知恵と力で勝り、この太古の都市の支配権を手に入れましょう。
今こそ、この次元最強の力を持つ者となるのです。
ついに黄金都市「オラーズカ」が発見され、「不滅の太陽」を巡る4部族の争いも佳境を迎え、まさに相克の様相を呈す。
特徴的なメカニズム、キーワード能力:『昇殿』
このパックには白黒吸血鬼や青単、ボロス・フェザーなどのキーパーツが多く収録されています。
また、緑系デッキの潤滑油として活躍してきた《翡翠光のレインジャー》や、リアニメイト系デッキでも使われている《貪欲なチュパカブラ》も収録されています。
ドミナリア
「伝説の結集」
ドミナリアが一つになるべき時が来た。辛い過去を持つこの世界は、強大な力を持つ世界でもある。
それは、伝説の勇士たちの力だ。我々の歴史を悲劇と呼ぶ者もいるだろう。しかし、その悲劇が勇気を生むと私は信じている。
数々の苦難を乗り越え、我々は強くなった。さらなる大きな脅威に打ち勝つため、今こそ団結しなくてはならない。
MTGの初期ストーリーの中心だった次元ドミナリアが舞台のストーリー。
懐かしいキャラクターたちも多数収録され、昔からのファンやMTGおじ達歓喜のパック。
「伝説」にフィーチャーしたデザインのカードが多く収録されています。
特徴的なメカニズム、キーワード能力:『伝説』、『英雄譚』、『歴史的』、『キッカー』
「MTGのハゲは強い説」の体現者であるテフェリーはドミナリアの代表格ですね。
《ゴブリンの鎖回し》、《大嵐のジン》、《鉄葉のチャンピオン》など単色トリプルシンボルサイクルたちも収録されています。
黒のトリプルシンボルだけはトーナメントシーンではあまりみかけません…
M10ランドの対抗色バージョン、イニストランドも収録されているので、次回のローテーションでは土地基盤に大きい変化がありそうですね。
基本セット2019
基本セットにはストーリーらしいストーリーはありません。
初心者向けという位置づけから、シンプルなデザインのカードや定番カードが多く収録されています。
また、収録されているカードは半分が新規にデザインされたものですが、もう半分は過去のカードを再録したものになっています。
強力なコンボデッキ、シミックネクサスとスケープシフトのそれぞれのデッキ名ともなっている《運命のきずな/Nexus of Fate》と《風景の変容》が目を引くパックですね。
グリクシスの代名詞、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》も退場になります。
また、このパックではほかにも《ラノワールのエルフ》や《ショック》、《稲妻の一撃》など、よく再録されている定番カードたちが多く収録されています。
《ショック》は既にM20で再録されていますが、《ラノワールのエルフ》と《稲妻の一撃》は過去に基本セットに収録されなかった時期もあるため、次環境でもう一度再録されるか気になるところです。
(ラノワールのエルフはおそらくサヨナラになりそうです)
MTGアリーナのローテーション
実は、まだMTGアリーナでは本当の意味でローテーションが実施されたことがありません。
過去にローテーションらしきものはありましたが、当時はクローズドテストの時期だったので、ローテーションというよりはカード資産のリセットという内容でした。
今年10月のローテーションは、MTGアリーナが初めての体験する本当のローテーションと言ってもよいでしょう。
スタンダードで使えなくなるカードたちや、初期デッキや構築済みデッキの扱いが気になるところですが、今後アリーナ限定の新フォーマット「Historic」が実装される予定です。
「HIstoric」では、『イクサラン』以降のカードが全て使える、ローテーションがないフォーマットになる予定です。
ソース↓↓↓
MTGアリーナ:2019年秋のローテーションについての基本ガイド
今後もMTGアリーナの展開が楽しみですね。
では!