おっすおっす。
かーむです。
『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』が2021年7月8日にリリースされ、新環境のスタンダードが始まりました。
そして7月24日・25日には日本選手権2021 SEASON2の本戦が開催されました。
新環境後最初の大規模国内イベントということで、今回はその結果をまとめてみました。
ソース:MTG Melee 日本選手権2021 SEASON2 本戦イベントページ
日本選手権2021 SEASON2のメタゲーム
日本選手権は2日間に渡って開催されます。
1日目にスイスラウンド7回戦を行い、上位64名が2日目へと進出します。
まずは1日目、2日目それぞれのメタゲームを確認してみましょう。
1日目
1日目開始時点での最多デッキはスゥルタイ根本原理。
相変わらず人気ですが、全体の勝率としては50%を切っており、あまり振るわない結果でした。
2番手、3番手はナヤウィノータと緑単アグロ。
両者ともに『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』で強化パーツを手に入れ、本大会のトップメタに食い込みました。
勝率も約56~57%と好成績を残しており、『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』の影響を感じますね。
2日目
2日目に進んだ64デッキの分布はこちら。
1日目のメタゲームのままスライドしたようですが、直前にGrzegorz Kowalskiが公開していた《高貴なる行いの書》と《不詳の安息地》を使ったコンボを搭載した白単アグロは初日は5番手につけていたものの2名のみの進出にとどまりました。
1日目は使用者11名だったけど、Twitterでも話題になってたし意識されすぎたかな。
メイン-2/-2オール入りのスゥルタイもちょこちょこいたもんね。
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— Grzegorz 'Urlich' Kowalski (@urlichmtg) June 7, 2021
TOP8デッキ
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | グルールアドベンチャー |
2位 | ナヤウィノータ |
3位 | スゥルタイ根本原理 |
4位 | ナヤウィノータ |
5位 | ジェスカイ変容 |
6位 | ナヤウィノータ |
7位 | ナヤウィノータ |
8位 | 緑単アグロ |
今回の優勝はグルールアドベンチャー。
そしてなんと8名のうち半分となる4名はナヤウィノータ!
ナヤウィノータは使用者22名中10名が2日目進出していて、明確に今大会の勝ち組でしたね。
優勝:グルールアドベンチャー
TOP8によるシングルエリミネーションでは、3名のナヤウィノータをなぎ倒し、グルールアドベンチャーが優勝という結果になりました。
元は原根プロが配信で回していたリストですが、使用者は3ゲームしか練習していないにもかかわらず見事なプレイングで本大会を制しました。
流石に王者は上手い。
聞いたら3ゲームしか練習してないらしい。自力高過ぎね。
リーグとかcs以外の大会の調整は基本全部配信でやってるので是非見てね。
その時の配信↓https://t.co/idjLFvlJGa pic.twitter.com/CpnSx9wlwU
— kenta harane (@jspd_) July 25, 2021
こちらの新生グルールですが、原根プロも言うように『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』のカードたちによってデッキの課題だったマナフラ受けが大幅に改善されています。
グルールは何も変わってないと見せかけて、レンジャークラス&ミシュラランドというマナフラの解消先が手に入ったので、意外とレベルアップしてる。エルドレインの力だけだとここまでは来れてないはず。黄金架で出る使い道のなかった宝物の注ぎ先になる他、ハイドラの巣は1/1で起動すると野獣が恋する
— kenta harane (@jspd_) July 25, 2021
まずは《レンジャー・クラス》。
2/2/2と標準サイズのトークンを展開しつつ、レベル2で打点強化、レベル3でアドバンテージチャンスを得られる良カード。
レベル2の打点強化は緑同型でも強力で、《恋煩いの野獣》が睨み合う状況でもサイズアップにより相手に不利なブロックorダメージの2択を迫れます。
ダメージを選択すれば次ターンにはさらに大きいサイズでアタックし、どんどん有利な盤面を築いていけるということで、緑系デッキで大いに採用されていますね。
《レンジャー・クラス》に加え、2種類のミシュラランド(クリーチャー化する土地)も採用されています。
性能は違いますが、どちらも強力。
《ハイドラの巣》は1/1で《恋煩いの野獣》の恋人になったり、相手が無防備なら巨大なクリーチャーとして手痛い一撃をお見舞いします。
《バグベアの居住地》は3/2になりつつ、脇に1/1のトークンを攻撃している状態で生成する分割4点クロック。
攻撃クリーチャーが2体になるので《エンバレスの宝剣》と相性がいいですね。
ミシュラランドはマナフラ受けとしても優秀ですが、盤面のクリーチャーをすべてさばかれたとしても返しにクロックを維持することができ、特に全体除去に対して耐性が持てる点も大きなメリットです。
ですが、これまでは《不詳の安息地》くらいしか使われていませんでした。
強力なカードではありますが無色マナしか出ず、氷雪土地以外を採用しにくいという構築上の制約も大きいため一部のデッキでしか採用できませんでしたが、今後は各デッキでもフォーゴトンレルムの新ミシュラランドは多く見かけることになりそうですね。
《インポートリスト》
デッキ
9 森 (AFR) 281
2 山 (AFR) 277
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
3 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
2 リムロックの騎士 (ELD) 137
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
3 黄金架のドラゴン (KHM) 139
4 厚顔の無法者、マグダ (KHM) 142
3 エシカの戦車 (KHM) 169
4 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
4 レンジャー・クラス (AFR) 202
4 バグベアの居住地 (AFR) 254
2 ハイドラの巣 (AFR) 259
サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
2 運命の神、クローティス (THB) 220
2 乱動する渦 (ZNR) 156
1 轟く叱責 (ZNR) 170
1 轟く叱責 (ZNR) 170
2 アクロス戦争 (THB) 124
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
3 バーニング・ハンズ (AFR) 135
2位:ナヤウィノータ
準優勝はナヤウィノータ。
こちらはナヤアドベンチャーがベースとなったタイプですね。
《クラリオンのスピリット》のトークンで《軍団のまとめ役、ウィノータ》の能力を誘発させるための頭数をそろえられる利点があります。
アドベンチャー部分でアグロに耐性があり、《軍団のまとめ役、ウィノータ》にそこまで依存していないのも特徴ですね。
また、《巨人落とし》でメインから自分だけ相手の《軍団のまとめ役、ウィノータ》や《エシカの戦車》を除去できるということでウィノータミラーにも強く出れそうですね。
実際、スイスラウンドとシングルエリミネーションで1回ずつミラーマッチで勝利しています。
《軍団のまとめ役、ウィノータ》の能力で出てくる人間としては通称「PV」でお馴染み《精鋭呪文縛り》と《帰還した王、ケンリス》。
ベースがナヤアドベンチャーということで、《刃の歴史家》は採用されていません。
《レンジャー・クラス》はこちらのデッキでも採用されています。
《軍団のまとめ役、ウィノータ》の能力が誘発する狼トークンを場に出しつつ、レベル2で打点を上げら、レベル3で《軍団のまとめ役、ウィノータ》を探しに行けるということでナヤウィノータにもマッチするカードです。
サイドはミラーマッチや苦手なジェスカイ変容を厚く見てか《レッドキャップの乱闘》を3枚採用。
《エシカの戦車》、《石とぐろの海蛇》、《アクロス戦争》など置物が多い環境ということで、《引き裂き》と《水晶壊し》も2枚ずつ採用されています。
《インポートリスト》
相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
デッキ
4 巨人落とし (ELD) 14
1 山 (AFR) 277
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
3 平地 (AFR) 265
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
4 精鋭呪文縛り (STX) 17
2 クラリオンのスピリット (KHM) 6
2 レンジャー・クラス (AFR) 202
4 軍団のまとめ役、ウィノータ (IKO) 216
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
1 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
3 寓話の小道 (M21) 246
2 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
2 帰還した王、ケンリス (ELD) 303
3 森 (AFR) 281
1 エシカの戦車 (KHM) 169
サイドボード
3 ドラニスの判事 (IKO) 11
3 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 魂標ランタン (THB) 237
1 乱動する渦 (ZNR) 156
1 火の予言 (IKO) 116
1 アクロス戦争 (THB) 124
2 水晶壊し (IKO) 155
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
2 引き裂き (STX) 225
3位:スゥルタイ根本原理
3位はスゥルタイ根本原理。
今大会最多デッキではありましたが、TOP8には1名のみの輩出となりました。
《長老ガーガロス》と《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》は2枚ずつ、《神秘の論争》2枚に《軽蔑的な一撃》1枚と構成はオーソドックスな形に見えますが、2マナの除去枠には《パワー・ワード・キル》がメインサイド合わせて3枚採用されています。
《黄金架のドラゴン》と《不詳の安息地》、あとは《軍団の天使》にこそ当たりませんが、逆言えばそれ以外の環境に存在する主要なクリーチャーをほぼ対象に取ることができます。
これまで主に採用されてきた《無情な行動》と《取り除き》にはそれぞれ裏目があり、特に4マナ以上でカウンターが乗ったクリーチャーの処理に困るシーンもあったため、特に緑単アグロ戦などでは《パワー・ワード・キル》が活躍しそうですね。
サイドには僕が環境で一番嫌いなクリーチャーである《悪意に満ちた者、ケアヴェク》の姿が。
白単、ナヤクラリオンはもちろん、ナヤウィノータにも効果的なので、悔しいですが今後もサイドボードからは外せない1枚ですね。
勢いが出てきたナヤウィノータとのマッチアップですが、本来であればベストムーブとなる3ターン目の《耕作》の返しに《エシカの戦車》か《軍団のまとめ役、ウィノータ》を出されてしまうため、ナヤウィノータスゥルタイ側が不利そうですね。
スイスラウンドでは2回、シングルエリミネーションでは1回ナヤウィノータに敗れています。
逆にナヤウィノータ以外には全勝しているので、今後のスゥルタイ側の対応にも注目です。
《インポートリスト》
相棒
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
デッキ
4 無情な行動 (IKO) 91
3 森 (AFR) 281
3 影の評決 (ZNR) 124
2 沼 (AFR) 273
4 清水の小道 (ZNR) 260
1 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
2 鎖を解かれしもの、ポルクラノス (THB) 224
2 神秘の論争 (ELD) 58
1 パワー・ワード・キル (AFR) 114
2 アールンドの天啓 (KHM) 41
3 島 (AFR) 269
1 海門修復 (ZNR) 76
1 嘘の神、ヴァルキー (KHM) 114
4 闇孔の小道 (KHM) 254
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
4 耕作 (STA) 51
4 寓話の小道 (M21) 246
4 樹皮路の小道 (KHM) 251
1 キオーラ、海神を打ち倒す (THB) 52
4 出現の根本原理 (IKO) 185
1 エルズペスの悪夢 (THB) 91
1 絶滅の契機 (IKO) 88
2 長老ガーガロス (M21) 179
4 古き神々への拘束 (KHM) 206
3 疾病の神殿 (M21) 253
1 魂の粉砕 (ZNR) 127
2 ジュワー島の撹乱 (ZNR) 64
4 狼柳の安息所 (THB) 205
4 海の神のお告げ (THB) 58
1 ペラッカの捕食 (ZNR) 120
1 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス (KHM) 199
1 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
1 取り除き (STA) 30
サイドボード
1 強迫 (STA) 29
1 否認 (STA) 18
1 星界の大蛇、コーマ (KHM) 221
2 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 苦悶の悔恨 (STA) 24
1 星界の大蛇、コーマ (KHM) 221
1 苦悶の悔恨 (STA) 24
1 悪意に満ちた者、ケアヴェク (M21) 106
1 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
2 パワー・ワード・キル (AFR) 114
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
1 絶滅の契機 (IKO) 88
1 サメ台風 (IKO) 67
4位:ナヤウィノータ
4位は《ヤスペラの歩哨》と《厚顔の無法者、マグダ》を採用したタイプのナヤウィノータ。
グルールアドベンチャーにも採用されているこのパッケージは環境随一のブン回りが魅力ですね。
3ターン目《エシカの戦車》着地はゲームを決めるだけのインパクトがあります。
さらに『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』に収録された《裕福な亭主》も3ターン目《エシカの戦車》or《軍団のまとめ役、ウィノータ》を狙うための重要パーツ。
実は人間ではなく「ハーフリング」という種族で、しっかり《軍団のまとめ役、ウィノータ》が誘発します。
詐欺。
新カードとしては《敬愛されるレンジャー、ミンスク》も採用されています。
生成されるトークンがハムスターかつ速攻を持っているということで、《軍団のまとめ役、ウィノータ》からの後出しですぐに能力を誘発できる唯一のクリーチャーでもあります。
サイズ変更能力は0を指定することもでき、《アクロス戦争》などで奪ったクリーチャーを除去する小テクがあります。
《インポートリスト》
デッキ
4 軍団のまとめ役、ウィノータ (IKO) 216
2 森 (AFR) 281
2 山 (AFR) 277
3 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
2 平地 (AFR) 265
4 厚顔の無法者、マグダ (KHM) 142
4 裕福な亭主 (AFR) 200
2 レンジャー・クラス (AFR) 202
1 敬愛されるレンジャー、ミンスク (AFR) 227
4 精鋭呪文縛り (STX) 17
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 エシカの戦車 (KHM) 169
2 刃の歴史家 (STX) 165
2 帰還した王、ケンリス (ELD) 303
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 寓話の小道 (M21) 246
1 バグベアの居住地 (AFR) 254
2 ハイドラの巣 (AFR) 259
1 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
サイドボード
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
3 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
2 バーニング・ハンズ (AFR) 135
2 レンジャー・クラス (AFR) 202
1 引き裂き (STX) 225
2 乱動する渦 (ZNR) 156
1 運命の神、クローティス (THB) 220
2 巻き添え (M21) 201
5位:ジェスカイ変容
5位はジェスカイ変容。
固定パーツが多いイメージのジェスカイ変容ですが、『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』で《バーニング・ハンズ》を手に入れました。
これまでタフネス4以上のクリーチャーに対してはバウンスするか2枚以上の火力を重ねるしかありませんでしたが、緑限定とは言え2マナでタフネス6まで処理できるようになったのは小さくない強化ですね。
今勢いのあるウィノータや、今回優勝したグルールにも採用されている《エシカの戦車》を割りつつ他のことができる《プリズマリの命令》は今価値が上がっている気がしますね。
サイドボードの《天上の赦免》のアルコンは白単アグロにも劇的に刺さりますが、アタック時にマナを要求する能力がアグロデッキ全般に効果的です。
今は緑系のデッキは展開しながら《レンジャー・クラス》でマナを無駄なく使ってきたりするので、攻撃時にマナをしばる能力がコンボ達成までの時間を上手く稼いでくれそうですね。
《インポートリスト》
デッキ
4 河川滑りの小道 (ZNR) 264
4 表現の反復 (STX) 186
4 棘平原の危険 (ZNR) 166
2 山 (AFR) 277
3 プリズマリの命令 (STX) 214
4 連門の小道 (KHM) 260
4 雷の頂点、ヴァドロック (IKO) 214
4 針縁の小道 (ZNR) 263
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
4 非実体化 (M21) 82
1 セジーリの防護 (ZNR) 37
4 黄金架のドラゴン (KHM) 139
4 伝承のドラッキス (IKO) 194
4 戦利品奪取 (KHM) 149
2 神秘の論争 (ELD) 58
2 火の予言 (IKO) 116
1 否認 (STA) 18
1 バーニング・ハンズ (AFR) 135
4 島 (AFR) 269
サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
3 精神迷わせの秘本 (M21) 232
2 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
2 赦免のアルコン (ELD) 3
2 灰のフェニックス (THB) 148
1 バーニング・ハンズ (AFR) 135
2 焦熱の竜火 (M21) 158
1 燃えがら地獄 (ZNR) 136
6位:ナヤウィノータ
6位はナヤウィノータはこちらは僕と同じさとれいサロンのメンバーの堀江さん(outback)のデッキ。
数枚違いますが同じデッキをシェアした僕も7位に入賞することができ、リストはめちゃくちゃ強かったと感じます。
こちらのデッキについては製作者の堀江さんがnoteで記事を公開してくれたのでぜひ読んでみてください。
note:【MTGスタン】日本選手権2021 SEASON2レポート(6位)兼outback式ナヤウィノータ調整談
noteがあるのでここでの解説はサクっと行きますが、堀江さんのリストは《ヤスペラの歩哨》と《厚顔の無法者、マグダ》を排して2マナ→4マナへのジャンプを目指した構成になっています。
3ターン目に《軍団のまとめ役、ウィノータ》を出すことはたとえ手札にあったとしてもそこまで多くなく、3ターン目は《エシカの戦車》につながり、そのあとに《軍団のまとめ役、ウィノータ》が着地するのがベストムーブです。
また、ナヤクラリオンベースのものとは違い《刃の歴史家》もしっかり採用しています。
ナヤというマナベースが弱い色でクアドラプルシンボルを出すために、2枚の《豊潤の神殿》を採用しています。
サイドボードの《スカイクレイブの亡霊》を唱えるのにも貢献します。
《インポートリスト》
デッキ
2 砕骨の巨人 (ELD) 115
3 寓話の小道 (M21) 246
4 軍団のまとめ役、ウィノータ (IKO) 216
1 森 (AFR) 281
4 針縁の小道 (ZNR) 263
1 山 (AFR) 277
2 バグベアの居住地 (AFR) 254
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
1 敬愛されるレンジャー、ミンスク (AFR) 227
4 裕福な亭主 (AFR) 200
4 精鋭呪文縛り (STX) 17
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
2 平地 (AFR) 265
2 帰還した王、ケンリス (ELD) 303
3 刃の歴史家 (STX) 165
2 レンジャー・クラス (AFR) 202
3 無私の救助犬 (M21) 36
4 エシカの戦車 (KHM) 169
2 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
2 豊潤の神殿 (THB) 248
4 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
2 水蓮のコブラ (ZNR) 193
サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
2 バーニング・ハンズ (AFR) 135
2 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 巨人落とし (ELD) 14
1 巨人落とし (ELD) 14
1 運命の神、クローティス (THB) 220
2 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
1 秘密を知るもの、トスキ (KHM) 197
1 レンジャー・クラス (AFR) 202
1 アクロス戦争 (THB) 124
1 乱動する渦 (ZNR) 156
7位:ナヤウィノータ
7位は僕です。(ドンっ!)
堀江さんのリストとほぼ同じですが、メインは同じでサイドボードの《乱動する渦》の枠が僕は《ドラニスの判事》になっています。
対象範囲が微妙に違うので採用は難しいところですが、ジェスカイ変容と当たった時は《乱動する渦》にしておけばよかったと30回くらい思いました。
また、堀江さんは《バーニング・ハンズ》2枚になっていますが、僕は《バーニング・ハンズ》1枚で《アクロス戦争》を2枚にしています。
《アクロス戦争》は第3章誘発後解決前に《エシカの戦車》に搭乗させてタップさせることで、相手に返さずに済む小テクがあり、《エシカの戦車》を4枚採用しているこのデッキでは最高の除去だと思います。
割られるリスクこそありますが、相手にもアクションを強要できる部分もあるので総じてこれは自分的にも正解だったかなと思います。
《インポートリスト》
デッキ
2 砕骨の巨人 (ELD) 115
3 寓話の小道 (M21) 246
4 軍団のまとめ役、ウィノータ (IKO) 216
2 平地 (UST) 212
4 針縁の小道 (ZNR) 263
1 森 (UST) 216
2 バグベアの居住地 (AFR) 254
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
1 敬愛されるレンジャー、ミンスク (AFR) 227
4 裕福な亭主 (AFR) 200
4 精鋭呪文縛り (STX) 17
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
1 山 (UST) 215
2 帰還した王、ケンリス (ELD) 303
3 刃の歴史家 (STX) 165
2 レンジャー・クラス (AFR) 202
4 エシカの戦車 (KHM) 169
4 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
2 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
2 水蓮のコブラ (ZNR) 193
2 豊潤の神殿 (THB) 248
3 無私の救助犬 (M21) 36
サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 運命の神、クローティス (THB) 220
1 バーニング・ハンズ (AFR) 135
1 ドラニスの判事 (IKO) 11
2 巨人落とし (ELD) 14
2 アクロス戦争 (THB) 124
2 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
2 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 秘密を知るもの、トスキ (KHM) 197
1 レンジャー・クラス (AFR) 202
8位:緑単アグロ
8位は緑単アグロ。
使用者はBIGSの梁瀬要選手です。
緑単アグロは『D&D:フォーゴトン・レルム探訪』で強力な2マナ域のカードを2種類も手に入れたということで大幅に強化されました。
どちらもマナフラ受けにもなりつつアドバンテージを稼ぐことができるということで、緑単アグロとは言いながらも骨太のミッドレンジとしても十分に振る舞うことができるようになりました。
直線的なフェアデッキということで懸念となるスゥルタイ根本原理に対しては《ガラクの先触れ》をサイドにフル投入なのは相変わらず。
スイスラウンドでもしっかりと勝利しています。
《インポートリスト》
デッキ
2 蛇皮のヴェール (STA) 57
4 不詳の安息地 (KHM) 255
4 水晶壊し (IKO) 155
4 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 原初の力 (M21) 197
2 探索する獣 (ELD) 171
4 レンジャー・クラス (AFR) 202
20 冠雪の森 (KHM) 285
4 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
4 群れのシャンブラー (ZNR) 207
4 群れ率いの人狼 (AFR) 211
サイドボード
2 吹雪の乱闘 (KHM) 162
2 強行突破 (IKO) 170
2 漁る軟泥 (M21) 204
1 巻き添え (M21) 201
1 蛇皮のヴェール (STA) 57
4 ガラクの先触れ (M21) 185
2 解き放たれた者、ガラク (M21) 183
1 探索する獣 (ELD) 171
というわけで日本選手権2021 SEASON2の結果をまとめてみました。
欲を言えば優勝したかったですが、今回はTOP8に入賞することができ、僕自身満足しています。
大舞台でのプレイで学んだことも多かったので、そのあたりについてはもしかしたら別記事で語るかもしれません。
それでは!!
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