おっすおっす。
かーむです。
気付けば前回の更新は1週間以上前ということで、少し時間が空いてしまいました。
その間何をしていたかというと、四苦八苦しながらランクマにもぐっておりました。
6月、7月、8月はどこかの月で1200位以内に入っていれば『ゼンディカーの夜明け』ウィークエンド予選の参加権利がもらえましたが、今月は改めて1200位に入らなければなりません。
新環境ということもあって、デッキ調整に時間がかかってしまっていたのですが、その甲斐あってひとまずミシックの上の方までこぎつけられたので、今回はランクマで使用したデッキと戦績をまとめてみました。
使用デッキ:スゥルタイコントロール
使用デッキはスゥルタイコントロール。
4色オムナスも使ってみたのですが、イマイチ肌に合わず(才能がなく)、オムナスを倒す側に回ってみることにしました。
ハンデスは不採用とし、カウンターをメインから10枚搭載したパーミッション型となります。
当初はハンデスを入れていたのですが、4色オムナスを相手にする上では、ハンデス戦略よりも、カウンターでテンポを取りつつ浮いたマナで別の行動を挟んでどこかで巻き返すという戦う方がマッチしていた印象です。
かいつまんで言うと、4色オムナスのような重いデッキでは基本的に1ターン1行動になるので、カウンターでテンポを取りながら《自然の怒りのタイタン、ウーロ》やサメトークンを生成して殴り勝つ感じです。
そもそもハンデスを入れられない色ではありますが、昨日のSCG Tour Onlineでもカウンター&サメのパッケージを搭載した4色オムナスが優勝してますね。
[スタンダード]
SCG Tour OCQ #6を優勝した「4Cオムナス」。メインから《否認》が4枚。サイドボード後のカウンター勝負に備えて、サイドボードには《鮫台風》が4枚採用されている。かなり環境末期感のある完成度の高いリストに仕上がっている。(ZNR発売2日目)https://t.co/deRhAfgkRe pic.twitter.com/YgjqO7g7Jx
— Jun'ya Takahashi (@rushhhhhh) September 27, 2020
カウンターとハンデスの違いについては、過去に記事でも触れたことがあるので、興味のある方はぜひ見てみてください。
全体的としては採用しているカードは割とベーシックなものですが、個人的に気に入っているのは《塵へのしがみつき》。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《大慌ての棚卸し》に対して有効なほか、アグロ戦では3点のライフゲイン、コントロール戦では脱出からのワンドローが染みます。
脱出コストが自分の《自然の怒りのタイタン、ウーロ》とディスシナジーになりそうですが、このデッキでは安全が確認できるまではそうそう《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を脱出させることはないため、実際のゲームではそこまでディスシナジーを感じることは多くなかったです。
スゥルタイコントロールを使うならぜひオススメしたい1枚です。
(ウーロは明日禁止になるかもしれませんが)
《インポートリスト》
デッキ
4 寓話の小道 (ELD) 244
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
2 欺瞞の神殿 (THB) 245
4 サメ台風 (IKO) 67
1 時の支配者、テフェリー (M21) 75
3 無情な行動 (IKO) 91
3 神秘の論争 (ELD) 58
3 中和 (IKO) 59
3 島 (THB) 251
1 取り除き (M21) 97
4 清水の小道 (ZNR) 260
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
3 血の長の渇き (ZNR) 94
1 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
2 否認 (M20) 69
2 絶滅の契機 (IKO) 88
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
2 沼 (THB) 252
2 森 (THB) 254
2 神秘の神殿 (M20) 255
2 疾病の神殿 (M20) 254
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
2 本質の散乱 (IKO) 49
2 塵へのしがみつき (THB) 87
1 残忍な騎士 (ELD) 97
サイドボード
2 取り除き (M21) 97
1 否認 (M20) 69
3 強迫 (M19) 94
2 長老ガーガロス (M21) 179
1 漁る軟泥 (M21) 204
2 萎れ (IKO) 176
2 恋煩いの野獣 (ELD) 165
2 死に至る霞 (M21) 118
ざっくりサイドボードガイド
ランクマでよくあたる4色オムナス、スゥルタイコントロール、ディミーアコントロールに対してサイドボードガイドを書いてみました。
対4色オムナス
【VS 4色オムナス】
デッキ
-1 取り除き
-2 絶滅の契機
-1 自然の怒りのタイタン、ウーロ
サイドボード
+1 否認
+2 強迫
+1 長老ガーガロス
基本的にはカウンターで危険なカードを弾きつつ、最終盤で《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の脱出か巨大なサメトークンを出して勝つゲームプランになります。
逆に言うとそれまでは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を出さずにカウンターを構え続けることになるので、過剰に引いてしまわぬようにサイド後は1枚減らします。
3枚になったとしても、脱出させてもいいタイミングになるころには、ほぼ確実に引いていることでしょう。
代わりに《長老ガーガロス》を入れているのは、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》よりも軽く(オモテウラ7マナと比較)、ゲームを決める速度が速いためです。
カウンターを多く採用しているとはいえ、パワーデッキである4色オムナスの全てを捌き切るのは容易ではなく、攻めに転じた際にはできる限り早くゲームを終わらせる必要があります。
その方が結果的に、引かなくてはいけないカウンターの枚数を節約できます。
対スゥルタイコントロール
【VS ミラー(スゥルタイコントロール)】
デッキ
-3 血の長の渇き
-2 絶滅の契機
-1 自然の怒りのタイタン、ウーロ
-1 本質の散乱
サイドボード
+1 否認
+3 強迫
+2 長老ガーガロス
+1 漁る軟泥
ゲームの構造はだいたい前環境のミラーマッチと似ています。
大きく違うのは《覆いを割く者、ナーセット》がいなくなったことで、序盤のマストカウンターがなくなったため、よりゆっくりとした戦いになりました。
通常のスゥルタイよりも多くカウンターを採用しているので、若干有利にゲームを進められると思います。
《強迫》は手なりで打たず、何か通したいカードがある際に相手を動かす目的で使います。
《漁る軟泥》にカウンターを乗せられると《無情な行動》で処理されにくくなくなるため、絶妙に除去耐性があがります。
対ディミーアコントロール
【VS ディミーアコントロール】
デッキ
-1 無情な行動
-3 血の長の渇き
-2 絶滅の契機
-1 自然の怒りのタイタン、ウーロ
-1 本質の散乱
サイドボード
+1 否認
+3 強迫
+2 長老ガーガロス
+1 漁る軟泥
+1 取り除き
ド陰キャ対決です。
《取り除き》をサイドインしているのが不思議かもしれませんが、このマッチアップの最大の負け筋は《這い回るやせ地》です。
終盤は巨大なサイズで襲い掛かってくるため、ブロックで打ち取ることも難しく、対処が非常に困難です。
カウンターが乗っているために《無情な行動》で処理できないため、サメトークンに当てる除去には細心の注意を払いましょう。
戦績とマッチング
それでは実際の勝率などを見ていきましょう。
総合戦績
勝率は72%ということで上々。
コントロールの常ではありますが、メイン戦の勝率よりもサイド後の勝率の方が高いですね。
アーキタイプごとの戦績
それではアーキタイプ別の戦績を見ていきましょう。
仮想敵だった4色オムナスには14勝2敗ということで大きく勝ち越しています。
スゥルタイコントロール、ディミーアコントロールに対しても勝ち越せており、カウンター多めの構成が功を奏したといったところでしょうか。
一方でアグロデッキ相手の勝率はそこまで振るわず。
特に緑単アグロはカウンターが乗ったクリーチャーが多く、除去を噛み合わせないといけないため、少し厳しいゲームになります。
特に《無情な行動》に《豊穣の碑文》を合わせられると大変な目に合います。
ちょっと駆け足でしたが、今回のランクマッチ奮闘記は以上になります。
週明けの発表でスタンダードがどう変化するのか気になりますが、今月はなんとか1200位以内のフィニッシュができるように頑張りたいと思います。
では!
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