おっすおっす。
かーむです。
最近は自分がプレイする方に集中していて少し久しぶりの更新になってしましましたが、この週末に行われたSCG ストリクスヘイブンチャンピオンシップ予選の結果をまとめてみたいと思います。
今シーズンのSCGは今回で終了となり、そろそろ日本選手権のSEASON2と第3回目のセカコロも始まるというタイミングなので、今回はここ半月のスタンダードの流れも振り返りながら結果を見ていきましょう。
ソース:SCGイベントページ(MTG Melee)
先月末の競技イベントの振り返り
毎週末に行われているSCGですが、5月2日はヒストリックでの開催だったため今回は1週間のブランクを開けてのイベントでした。
直近では参加者100人超えの競技イベントが2つありましたので、まずはそちらの結果を振り返りましょう。
2つのイベントのうち1つはご存知SCG。
もう1つはCFB Pro Showdownです。
CFB Pro Showdownは海外のカードショップChannel Fireballが毎月主催しているイベントで、同店の有料会員のみが参加でき、先々週のSCGと同日に開催されました。
Channel Fireballはライバルズリーグにも所属している強豪プレイヤー、LSVことLuis Scott-Vargas選手が経営しているショップとしても有名ですね。
SCG (4/25)
まずはSCGの結果から。 ※ソース:SCGイベントページ(MTG Melee)
トップメタは環境王者たるスゥルタイ根本原理。
下には赤単白単の単色アグロと、グルール・ティムールと2種のアドベンチャーデッキが続きます。
グルールアドベンチャーはしばらく鳴りを潜めていましたが、ここに来て数を増やしてきました。
結果としては以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | ディミーアローグ |
2位 | グルールアドベンチャー |
3位 | ジェスカイサイクリング |
4位 | スゥルタイ根本原理 |
5位 | ナヤアドベンチャー |
6位 | ラクドスサクリファイス |
7位 | ティムールアドベンチャー |
8位 | スゥルタイ根本原理 |
スゥルタイが最大手となったこの大会では、スゥルタイに対して有利とされるディミーアローグが優勝しました。
SEでも2人のスゥルタイ使いと倒し、堂々の13-0での完全優勝でした。
他のメンツは3種のアドベンチャー、2名のスゥルタイ根本原理、ジェスカイサイクリング、ラクドスサクリファイスという面々でした。割れに割れています。
アーキタイプごとの戦績ではナヤアドベンチャーが。2位にはラクドスサクリファイスが続いており、クリーチャーデッキを得意とするデッキがワンツーを決める形になりました。
一方で下位にはボロスウィノータ、赤単、白単、グルールと直線的なデッキが目立つ結果でした。
CFB Showdown
続いてSFB Showdown。 ※ソース:CFBイベントページ(MTG Melee)
こちらもSCGと同じくスゥルタイ根本原理と赤単アグロがトップメタ。
SCGではメタの上位にいなかったディミーアローグが4番手につけています。
逆にナヤアドベンチャーはあまり人気はなかったようですね。
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | スゥルタイ根本原理 |
2位 | ラクドスサクリファイス |
3位 | スゥルタイ根本原理 |
4位 | スゥルタイ根本原理 |
5位 | ナヤアドベンチャー |
6位 | スゥルタイ根本原理 |
7位 | ジェスカイサイクリング |
8位 | 白単アグロ |
アーキタイプが割れていたSCGとは対照的に、スゥルタイ根本原理は優勝者を含む4名をTOP8に送り出す結果となりました。
アーキタイプごとの戦績では当然ながらスゥルタイ根本原理がトップ。
2位にはSCGと同じくラクドスサクリファイスがランクインしており、3位にはSCGでは振るわなかったジェスカイサイクリングが食い込んでいます。
SCG チャンピオンシップ予選(5/8-9)のメタゲーム
スゥルタイ根本原理が依然メタゲームの中心だった先々週から1週間のブランクを経て開催された今回のSCGの結果を見ていきましょう。
まずはメタゲームからチェック。
やはりというかなんというか、スゥルタイ根本原理が今回もトップメタ。
それを刈り取ろうという狙いのためか、ディミーアローグが2位となっています。
ディミーアローグと同じくクリーチャーで殴りつつカウンターで相手を押さえつけるイゼットテンポもある程度数がいることから、打倒スゥルタイ根本原理の空気を感じます。
その結果となる本イベントのアーキタイプごとの戦績は以下の通り。
・サイクリングは今回多かったローグとナヤ、それからイゼットを喰った結果パフォーマンスでは最上位。
・赤単も同じくローグを喰い、今回最多だったスゥルタイに勝ち越していることもあり2位に着けた。
・一方ディミーアローグは最下位。アドベンチャー系デッキにはどれもトントンか負け越し。赤単に至っては全敗。肝心のスゥルタイにも負け越しという結果に(泣)
・先々週のSCGに続き、今回もナヤがスゥルタイに勝ち越し。理由を知りたい⇒《精鋭呪文縛り》の影響?
・スゥルタイが最も最高値と最低値の差が少なく、全体的に丸いという結果だった。
サンプル数のこともあるのでこの数値が絶対的に信頼できるわけではありませんが、所感としてはこんなところでしょうか。
TOP8デッキ
大会結果は以下の通り。
順位 | デッキ |
優勝 | スゥルタイ根本原理 |
2位 | 4色アドベンチャー |
3位 | ラクドスサクリファイス |
4位 | 緑単アグロ |
5位 | ティムールアドベンチャー(オボシュ) |
6位 | ナヤアドベンチャー(ナヤクラリオン) |
7位 | ティムールルーカ |
8位 | 赤単アグロ |
優勝はまさかのスゥルタイ根本原理!
これだけ意識されていても優勝してしまうのはもうさすがとしか言いようがありません。
2位の4色アドベンチャーはおそらく根本原理のためだけに青をタッチしてカウンターを採用しているくらいです。
3位にはラクドスサクリファイス。
根本原理がキツすぎるという理由でTier2くらいの認識でいましたが、これだけコンスタントに結果を出されるとそろそろTier1.5に認識を改めないといけなさそうです。
珍しいデッキとしては緑単アグロが入賞しています。
優勝:スゥルタイ根本原理
それでは個別のデッキリストを見ていきましょう。まずは優勝のスゥルタイ根本原理から。
メインから採用された《頑固な否認》やサイドの《才能の試験》といったカードから、メタゲームの中心というだけあってミラーマッチの意識が相当高い構成になっているように思います。
青緑の4マナ域は構え合うデッキ相手で使いやすい《ひらめきの瞬間》とビートダウン戦で頼れるブロッカーにもなる《クアンドリクスの栽培者》で採用が分かれているものがありますが、こちらのリストでは《ひらめきの瞬間》を選択しています。
サイドボードには《悪意に満ちた者、ケアヴェク》。
タフネス1を多く展開するナヤアドベンチャーや、最近話題にもなっていた新型のグルールアドベンチャー(マグダグルール)に対しては「除去を強要する全体除去」として劇的に効くカードですね。
《インポートリスト》
相棒
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
デッキ
3 寓話の小道 (M21) 246
4 耕作 (STA) 51
1 取り除き (STA) 30
4 出現の根本原理 (IKO) 185
3 森 (ANA) 33
2 沼 (ANA) 27
4 無情な行動 (IKO) 91
2 ジュワー島の撹乱 (ZNR) 64
1 絶滅の契機 (IKO) 88
3 影の評決 (ZNR) 124
1 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
2 島 (ANA) 24
4 海の神のお告げ (THB) 58
4 清水の小道 (ZNR) 260
4 闇孔の小道 (KHM) 254
4 樹皮路の小道 (KHM) 251
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
2 神秘の論争 (ELD) 58
4 狼柳の安息所 (THB) 205
2 海門修復 (ZNR) 76
1 キオーラ、海神を打ち倒す (THB) 52
2 アールンドの天啓 (KHM) 41
4 古き神々への拘束 (KHM) 206
1 嘘の神、ヴァルキー (KHM) 114
1 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス (KHM) 199
1 長老ガーガロス (M21) 179
1 エルズペスの悪夢 (THB) 91
1 エシカの戦車 (KHM) 169
1 ペラッカの捕食 (ZNR) 120
1 オニキス教授 (STX) 83
1 バーラ・ゲドの復活 (ZNR) 180
3 疾病の神殿 (M21) 253
2 ひらめきの瞬間 (STX) 184
1 鎖を解かれしもの、ポルクラノス (THB) 224
1 否認 (STA) 18
サイドボード
1 長老ガーガロス (M21) 179
1 取り除き (STA) 30
2 強迫 (STA) 29
1 影の評決 (ZNR) 124
1 否認 (STA) 18
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
2 星界の大蛇、コーマ (KHM) 221
1 鎖を解かれしもの、ポルクラノス (THB) 224
1 悪意に満ちた者、ケアヴェク (M21) 106
2 才能の試験 (STX) 59
1 神秘の論争 (ELD) 58
1 真っ白 (STX) 72
2位:4色アドベンチャー
2位は4色アドベンチャー。ベースはナヤアドベンチャー(ナヤクラリオン)ですね。
ナヤアドベンチャーはアドベンチャーミラーでは最強で、定番の《砕骨の巨人》と《恋煩いの野獣》に加え、《巨人落とし》も採用していることからグルールやティムールに除去の面で上回り、出来事クリーチャーの枚数と《スカルドの決戦》によりアドバンテージ面でも秀でています。
極めつけに《ドラニスの判事》まで採用されています。
一方で勝ち手段が「展開して殴る」しかなくカウンターも採用できない色のため、全体除去に弱く、特に《出現の根本原理》への対策は上記の《ドラニスの判事》や《傑士の神、レーデイン》くらいしかなく、スゥルタイ根本原理には不利とされていました。
それを克服するためか、このデッキではナヤに青をタッチしてサイドに《神秘の論争》を採用しています。
結果を出しているのでコメントしづらいですが、元々ナヤはマナベースがそこまで強固ではないので、《神秘の論争》を採用できるリターンに対してマナベースのリスク(デメリット)が見合ってないように見えます。。。
実際回してみたら意外となんとかなるのかもしれないので、自分で少し回してみて感触を確かめたいと思います。
《インポートリスト》
相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
デッキ
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
1 山 (ANA) 32
4 寓話の小道 (M21) 246
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
2 平地 (ANA) 23
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
2 針縁の小道 (ZNR) 263
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
2 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
4 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
4 巨人落とし (ELD) 14
2 森 (ANA) 33
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 クラリオンのスピリット (KHM) 6
2 ガラスの棺 (ELD) 15
2 精鋭呪文縛り (STX) 17
1 樹皮路の小道 (KHM) 251
1 島 (ANA) 24
1 連門の小道 (KHM) 260
1 ドラニスの判事 (IKO) 11
1 鎮まらぬ大地、ヤシャーン (ZNR) 240
1 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
1 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
サイドボード
1 精鋭呪文縛り (STX) 17
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
2 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
1 鎮まらぬ大地、ヤシャーン (ZNR) 240
1 引き裂き (STX) 225
1 引き裂き (STX) 225
1 払拭の光 (THB) 4
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
1 アクロス戦争 (THB) 124
4 神秘の論争 (ELD) 58
3位:ラクドスサクリファイス
3位はラクドスサクリファイス。
こちらもナヤと同様にクリーチャーデッキに強いとされており、《初子さらい》と《村の儀式》のパクリファイスパッケージによって相手の軽量クリーチャーを除去しながらアドバンテージを稼ぐ構成になっていますが、こちらのリストでは《禁忌の調査》も採用されています。
また、従来のリストでは墓地肥やしに《ぬかるみのトリトン》と《ティマレット、死者を呼び出す》が採用されているのがメジャーでしたが、このリストでは上記パクリファイススペルや《禁じられた友情》などの呪文によって墓地を肥やす構成になっています。
さらに『ストリクスヘイブン:魔法学校』で登場した「履修-講義」システムも搭載しており、常にマナの使い先を用意してアクションし続けられるようになっています。
「履修」は講義を持ってこなくてもルーティングもできる点が使いやすそうですね。
《インポートリスト》
デッキ
4 寓話の小道 (M21) 246
4 初子さらい (STA) 37
1 悲哀の徘徊者 (JMP) 123
1 悲哀の徘徊者 (THB) 123
3 死の飢えのタイタン、クロクサ (THB) 221
4 想起の拠点 (IKO) 73
4 禁じられた友情 (IKO) 119
4 村の儀式 (STA) 35
2 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 アガディームの覚醒 (ZNR) 90
4 鋸刃蠍 (IKO) 99
4 荒廃踏みの小道 (KHM) 252
1 カズールの憤怒 (ZNR) 146
4 ひきつり目 (STX) 70
3 禁忌の調査 (STX) 81
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
6 沼 (ANA) 27
4 山 (ANA) 32
1 イマースタームの捕食者 (KHM) 214
2 悪ふざけの名人、ランクル (ELD) 101
1 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
サイドボード
1 害獣召喚学 (STX) 211
1 壊死放出法 (STX) 78
1 ご破算 (STX) 114
4 強迫 (STA) 29
1 死の飢えのタイタン、クロクサ (THB) 221
1 拡張解剖学 (STX) 2
3 乱動する渦 (ZNR) 156
2 アクロス戦争 (THB) 124
1 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
4位:緑単アグロ
4位は久しく見ていなかった緑単アグロ。
緑単エアプの民なのであまり自信がありませんが、「スゥルタイ増える⇒赤単増える⇒サイズがデカイ緑単強い」みたいな着想でのデッキ選択でしょうか?
除去を弾く《蛇皮のヴェール》、全除去の返しに走ってくる《探索する獣》や《不詳の安息地》、《取り除き》以外のピン除去があたらない《石とぐろの海蛇》などスゥルタイ根本原理に対してもかなりやれそうな印象です。
《インポートリスト》
デッキ
3 ギャレンブリグ城 (ELD) 240
4 水晶壊し (IKO) 155
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 原初の力 (M21) 197
3 探索する獣 (ELD) 171
2 漁る軟泥 (M21) 204
3 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
3 グレートヘンジ (ELD) 161
2 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス (KHM) 199
2 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
3 群れのシャンブラー (ZNR) 207
2 蛇皮のヴェール (STA) 57
16 冠雪の森 (KHM) 285
4 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
1 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
3 不詳の安息地 (KHM) 255
1 解き放たれた者、ガラク (M21) 183
サイドボード
2 鎖巣網のアラクニル (THB) 167
3 強行突破 (IKO) 170
1 漁る軟泥 (M21) 204
1 蛇皮のヴェール (STA) 57
1 影槍 (THB) 236
2 解き放たれた者、ガラク (M21) 183
2 萎れ (IKO) 176
1 怪物の代言者、ビビアン (IKO) 175
2 巨大猿、コグラ (IKO) 162
5位:ティムールアドベンチャー
5位はティムールアドベンチャー。
このデッキについてはメインは割と固定化が進んでいるのであまりコメントするところもないのですが、サイドボードに注目すると苦手なナヤアドベンチャー対策のためか《弱者粉砕》が採用されています。
《障壁突破》は採用されているのを初めてみました。
《黄金架のドラゴン》対策も兼ねてでしょうが《レッドキャップの乱闘》も2枚採用されていますし、《焦熱の竜火》も4枚採用されていることですし赤単の《鍛冶で鍛えられしアナックス》対策でしょうか…?
《インポートリスト》
相棒
1 獲物貫き、オボシュ (IKO) 228
デッキ
2 森 (ANA) 33
2 島 (ANA) 24
2 山 (ANA) 32
4 寓話の小道 (M21) 246
4 樹皮路の小道 (KHM) 251
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 河川滑りの小道 (ZNR) 264
4 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 厚かましい借り手 (ELD) 39
2 神秘の論争 (ELD) 58
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 襲来の予測 (KHM) 76
4 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
4 黄金架のドラゴン (KHM) 139
3 アールンドの天啓 (KHM) 41
3 グレートヘンジ (ELD) 161
サイドボード
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
2 神秘の論争 (ELD) 58
1 弱者粉砕 (KHM) 128
2 焦熱の竜火 (M21) 158
2 焦熱の竜火 (M21) 158
1 獲物貫き、オボシュ (IKO) 228
2 運命の神、クローティス (THB) 220
1 障壁突破 (IKO) 145
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
6位:ナヤアドベンチャー(ナヤクラリオン)
6位は純正のナヤアドベンチャー。
軽量クリーチャー連打や出来事&本体などのダブルアクションによって《クラリオンのスピリット》からトークンを展開し、《スカルドの決戦》で打点を上げて勝利するデッキです。
サイドボードには《引き裂き》が採用されています。
除去としてはもちろん、環境に存在する置物対策としても使いやすい1枚ですね。
《インポートリスト》
相棒
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
デッキ
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 平地 (ANA) 23
4 寓話の小道 (M21) 246
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
2 山 (ANA) 32
4 針縁の小道 (ZNR) 263
3 森 (ANA) 33
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
2 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
4 ヤスペラの歩哨 (KHM) 178
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 精鋭呪文縛り (STX) 17
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
3 クラリオンのスピリット (KHM) 6
2 秘密を知るもの、トスキ (KHM) 197
2 ドラニスの判事 (IKO) 11
4 巨人落とし (ELD) 14
サイドボード
1 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 ドラニスの判事 (IKO) 11
1 乱動する渦 (ZNR) 156
3 ガラスの棺 (ELD) 15
1 運命の神、クローティス (THB) 220
1 運命の神、クローティス (THB) 220
1 湧き出る源、ジェガンサ (IKO) 222
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
2 引き裂き (STX) 225
2 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
7位:ティムールルーカ
7位はティムールルーカ。ティムールアドベンチャーとよく似ていますが、大きな違いは《銅纏いののけ者、ルーカ》と《星界の大蛇、コーマ》のパッケージ。
《銅纏いののけ者、ルーカ》はマイナス能力で自軍クリーチャーを追放し、追放したクリーチャーよりも点数で見たマナコストが大きいクリーチャーを直接場に出すことができます。
この能力を使って出来事クリーチャーや《ラノワールの幻想家》を追放して《星界の大蛇、コーマ》を高速で場に叩きつけるコンボが搭載されています。
ルーカの能力は対象を取っているので解決前にそのクリーチャーを除去できれば《星界の大蛇、コーマ》の着地を防げるのですが、5/5である《恋煩いの野獣》を対象に取られると火力除去しかないデッキでは対処が難しいため特にグルールアドベンチャーに強く出られます。
逆に言うと《厚かましい借り手》でのバウンスや《巨人落とし》、あとは黒の《取り除き》や《無情な行動》などでは対処されやすいので自分でこのデッキを使う際は注意です。(着地直後ならバウンスや行動はコーマにも当たりますが)
アドベンチャーパッケージ、ルーカ/コーマパッケージ以外ではメインから3種のカウンターが1枚づつ採用されています。デッキ公開制というのもあって散らしているのかもしれませんね。どれも《出現の根本原理》に当たりますが、《唱え損ね》はアドベンチャー相手で初手に来ても嬉しいカードですね。
《インポートリスト》
デッキ
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 厚かましい借り手 (ELD) 39
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
1 唱え損ね (M21) 57
3 火の予言 (IKO) 116
2 グレートヘンジ (ELD) 161
4 樹皮路の小道 (KHM) 251
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
4 寓話の小道 (M21) 246
2 森 (ANA) 33
2 島 (ANA) 24
4 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
2 山 (ANA) 32
4 河川滑りの小道 (ZNR) 264
4 ラノワールの幻想家 (M21) 193
4 銅纏いののけ者、ルーカ (IKO) 125
2 星界の大蛇、コーマ (KHM) 221
1 否認 (STA) 18
1 神秘の論争 (ELD) 58
サイドボード
2 神秘の論争 (ELD) 58
2 灰のフェニックス (THB) 148
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 否認 (STA) 18
2 運命の神、クローティス (THB) 220
2 切り裂かれた帆 (IKO) 136
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
2 アクロス戦争 (THB) 124
8位:赤単アグロ
最後は赤単アグロ。
速度と速攻持ち&《不詳の安息地》による継続的なダメージによりスゥルタイに有利とされています。
ほとんどのパーツはだいぶ前から固定化していますが、このリストでは『ストリクスヘイブン:魔法学校』からは《講堂の監視者》を3枚採用。
本体は1/1/1と小ぶりですが、《長老ガーガロス》や《恋煩いの野獣》といった火力で超えるのが難しいブロッカーを無視できる点は緑系デッキ相手で重宝しそうです。
《インポートリスト》
デッキ
4 鍛冶で鍛えられしアナックス (THB) 125
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 エンバレス城 (ELD) 239
4 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
4 不詳の安息地 (KHM) 255
4 熱烈な勇者 (ELD) 124
3 火刃の突撃者 (ZNR) 139
4 霜噛み (KHM) 138
4 義賊 (ELD) 138
19 冠雪の山 (KHM) 283
3 朱地洞の族長、トーブラン (ELD) 147
2 リムロックの騎士 (ELD) 137
3 講堂の監視者 (STX) 105
サイドボード
2 焦熱の竜火 (M21) 158
2 乱動する渦 (ZNR) 156
2 レッドキャップの乱闘 (ELD) 135
1 魂焦がし (M21) 160
1 魂焦がし (M21) 160
2 灰のフェニックス (THB) 148
2 アゴナスの雄牛 (THB) 147
2 アクロス戦争 (THB) 124
1 猛火の斉射 (IKO) 107
その他のデッキ
今回はTOP8以外に2つのデッキをピックアップしてみました。
イゼットテンポ
1つはイゼットテンポ。
ディミーアローグとは一味違うクロックパーミッション寄りのデッキで最近よく見かけるようになりました。
《砕骨の巨人》や《厚かましい借り手》も採用されていますが、メインアタッカーはこちらの2枚。
《ガラゼス・プリズマリ》は1マナ浮きかアーティファクトが1つ場に出ている状態で着地すればそのままカウンターが構えられるのが良いですね。
また、3/4ということで《巨人落とし》が当たらず3点火力にも耐えるため、黒以外では地味に処理しにくいスタッツです。
《黄金架のドラゴン》やターンの経過でマナが伸びてきたら呪文によるフィニッシュルートもあります。
そこまで速いデッキではありませんが、出来事や《霜噛み》でアグロのスピードにも十分についていくことができます。
ジェスカイ変容
2つ目はジェスカイ変容。
ヴァドロックコンボ自体は以前から存在していましたが、ここに来て競技レベルに完成度を上げてきました。
『イコリア:巨獣の棲処』で登場した新メカニズムの「変容」は対象を取っているため、《黄金架のドラゴン》を変容させる際に宝物トークンが生成されます。
これを利用してドラゴンを《雷の頂点、ヴァドロック》で変容⇒墓地からドラゴンを対象にして呪文をキャストすることでマナ加速しつつ再度変容を繰り返して、とんでもない動きをします。
コンボルートや挙動がだいぶ複雑で、文章で説明するのがダルい大変なので、ローグさんのデッキ見てもらうのがよいでしょう。(丸投げ)
というわけで今シーズン最後のSCGの結果でした!
3イベントの結果を振り返ってもなかなか次の勝ち組の予想は難しいですね。
ただ、今のスタンダードでは絶望的な相性差になるマッチは少なく、不利でも4-6くらいのものがほとんどなので逆にどのデッキにもチャンスがあるといえますね。
メタゲームは常に変化していますが、スゥルタイがトップメタなのは変わらずだと思うのでそこはしっかり意識していきたいですね。
では!!
《更新情報やMTG関連の話題をつぶやいてます》
《最近noteはじめました》